7月3日、ピクサーの最新作トイストーリー5が公開される。
その直前に、シリーズ最大の問題作に向き合ったのが『ホッカイロレン』だ。
「シリーズ最低!?やたら酷評されてるトイストーリーの映画」では、過去作を見直したうえで4をレビュー。「劇場で見たのに内容が思い出せない」。その率直な問いが、すべての出発点だ。
1作目のテーマはおもちゃのプライド。2作目はアイデンティティ、3作目は持ち主との別れを描いた。それぞれに忘れがたいシーンがあり、何年経っても記憶に残る作品だ。
一方の4は、新しい持ち主ボニーのもとで居場所を失ったウッディが主役。
旅行先で野良のおもちゃとして生きるかつての恋人ボーと再会する。最終的にウッディはボーとともに旅に出ることを選ぶ。真逆の選択だが、アメリカでは個人主義を背景に絶賛もされている。
投稿者の結論は「ぶっちゃけ微妙だったな」の一言に尽きた。
最も致命的なのは、印象に残るシーンが存在しないことだ。
1の改造おもちゃはトラウマ級だった。3のサニーサイドは刑務所のような緊張感があった。
ところが4のアンティークショップは「サニーサイドの劣化版」と断じ、アクションも見応えに欠けると指摘する。
悪役も弱い。ギャビーギャビーには明確な悪意もなく、最後は幸せになる。バズはポンコツ脇役に成り果てた。
ウッディの自立という決断にも、強い違和感が残る。「おもちゃの使命よりも個人の意思が尊重されすぎ、トイストーリーっぽくない」。1〜3を踏まえたその指摘は、5への期待をじわりと高める。