VTuberの草分け的存在、『キズナアイ』が5月28日にXへ投稿した約1分の映像が800万回再生を超える反響を呼んでいる。
映画『爆弾』のスズキタゴサクの語り口を模した「タゴサク構文」で、ありとあらゆるVTuberへの"BAN宣告"を淡々と読み上げる内容だ。
本文に添えた言葉は「キズナアイです。」の一言のみ。それだけでVTuber業界全体が動いた。冒頭でキズナアイは「チャンネルをBANするAIを仕掛けました」と宣言し、大手から個人まであらゆるVTuberを"BAN"対象として次々と読み上げていく。
「案件をやっているVTuberはBANします。全部私が欲しいからです」「バズってるVTuberはBANします。妬ましいからです」と、こじつけ丸出しの理由の連発がSNS上で笑いを呼んだ。
「見た目が可愛いVTuberはBANします。私だけが見ていたいからです」には「このセリフだけ言わされていないような…」という声が続出した。クライマックスはまさかの責任逃れだ。
宣告を続けてきたキズナアイは一転、「私はこれをAIに読まされています。
完全に脅されているんです」と告白。「ごきげんよう、さようなら」で締めくくるという原作完コピの構成が「ここまで原作っぽく言ってる人初めて見た」と称賛を集めた。
実はキズナアイ自身、YouTubeのAIによる誤検出で何度もチャンネルをBANされた経歴の持ち主だ。
「被害者」がBANする側に回る痛快な逆転劇が、VTuber界隈に広がった。VTuber文化を切り開いた元祖が、短い映像でまた業界全体を揺り動かした。