『散歩するアンドロイド』が「ヨーロッパ屈指のパーティアイランドに行ってきた」で贅沢な休日を届けた。
舞台はギリシャの人気リゾート、ミコノス島。
住まいのあるサントリーニ島からフェリーで揺られること約2時間。たどり着いた先は青い海と白い街並みが輝く、絵葉書のような別世界だった。
宿泊先の部屋にはテラスから海が見える一角もある。その眺めが、旅の高揚感を静かに後押しした。
ルイ・ヴィトンが並ぶ道の先に広がる楽園
ビーチへと続く道には、高級ブランドが軒を連ねる。
ルイ・ヴィトンにグッチ、アルマーニにディオール。まるで宝石箱をひっくり返したような煌びやかさである。
ビーチベッドは3人掛けで80ユーロ、島全体がセレブ仕様の値付けだ。
予算の都合で豪華な寝椅子は諦め、普通のチェアを借りることに。
それでも海に飛び込んでしまえば、誰もが平等になる。富も肩書きも関係なく、同じ青に包まれるのだ。
泳ぎ疲れた体に、ペスカトーレの塩気が染み渡る。想像以上の美味しさに、思わず顔がほころんだという。町歩きの合間に食べたジェラートも、名店以上の一皿だったそうだ。
「私たちはパリピではない」と悟った夜
夜は眠らない島の顔を見ようと、クラブへ足を運んだ。
入場料はまさかの65ユーロ。それでも今更引き返せず、覚悟を決めて扉をくぐる。
ワンドリンク付きの中、重低音に身を委ねてみる。しかし思ったほどの高揚感は訪れなかった。
結局1時間ほどで店を出て、「自分たちは根っからのパリピではない」と静かに気づかされた。
帰り道に頬張った深夜のスブラキが、やけに沁みる味だったという。憧れの楽園で見つけたのは、意外にも等身大の自分だった。