
『みのミュージック』のみのが、収益の内訳を包み隠さず公開した。
音楽評論やロック史を主題に人気を集める実力派である。
著書の出版やバンド活動も手がけ、多方面で活躍中だ。月間再生数は平均200万回、力を入れた月で250万回ほどだという。
それでも本人は「構造的にほぼうまみがない」と吐露。
日本語圏トップの再生数を誇る彼の告白が、静かな反響を呼んでいる。
みのによれば、収益は月5000〜7500ドル、約81万〜122万円。
1000再生あたりの収益を示すRPMは、わずか3.5ドルほどだという。
月10〜15本を一人で撮影・編集し「フル稼働して、この金額」と率直に語った。
編集外注費や事務所の手数料を差し引いた損益分岐点も試算。
1本あたり4万再生を超えなければ赤字になる計算だという。
登録者54万人の自分でも、毎回クリアできているかは微妙だと打ち明けた。
6月のアドセンス収益は約6700ドル、およそ108万円だった。うち新作分はわずか42%で、残りは過去作が支えたという。
6月公開の新作11本は、1本平均250ドル前後にとどまった。損益分岐点を下回り、編集費を回収できない作品もあったそうだ。
「稼いでいるのは、今月の僕じゃない」という一言が、その構造をよく表す。
「アドセンスで食おうとするから成立しない」という言葉には、好きを仕事にする厳しさがにじむ。編集を外注して浮いた時間は、案件や執筆、音楽活動に充てているそうだ。
チャンネルは稼ぐ手段というより、信用と認知を得る装置だと語る。
夢がない金額だと率直に語る姿には、飾らない誠実さがある。好きなことだけでは食べていけない現実は、日々働く私たちの胸にも重なる。
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