5月14日、カバー株式会社のメタバース「ホロアース」が、6月28日21時をもってサービスを終了すると発表した。
「もうひとつのセカイ」を掲げて開発が進められ、2022年のβ版公開から3年の歳月をかけて正式版をリリース。
しかし、その後わずか1年余りで幕を下ろすことになった。ホロアースをめぐっては、2025年10月に大きな炎上騒動が起きた。
アップデートで追加されたNPC「コウゾーさん」が、池袋暴走事故の加害者を強く連想させるとして批判が殺到した。
帽子と眼鏡の高齢男性風アバターに「コウゾー」という名前、事故や裁判を想起させるセリフなど、複数の要素が問題視されたのだ。
カバーはNPCを緊急削除し、12月に声明を発表。
「特定の人物をモデルにした事実はない」としながらも、「偶然の一致というには難しいとも言える」と一部認める内容で、ユーザーの不信感は拭えなかった。SNS上では、わずか1年余りでの幕引きに驚きや落胆の声が広がっている。プロジェクト責任者の福田一行氏は、終了発表とともにメッセージを公開した。
「皆様のご期待にお応えできなかったこと、プロジェクトの責任者として、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
一方で、開発で積み上げた技術や知見はホロライブ全体に還元されていく方針も示した。
SNS上では、最後に綴られた「ホロアースで生まれた体験やつながりが、皆様の中でふとしたときに思い出されるような、そんな記憶として残っていれば、これ以上の喜びはありません」という言葉に感動する声が相次いでいる。
たった1年でサービスは終わっても、「もうひとつのセカイ」で生まれた記憶は、誰かの心に刻まれた宝物。