『公認かなえ先生への共感』の「【31億円着服】金融庁がガチギレ…プルデンシャル生命の闇がヤバすぎた」では、保険業界を揺るがす巨額詐欺事件の全容が明らかにされている。
社員・元社員106名が498名もの顧客から総額31億円を不正に受け取っていたという事実は、個人の犯罪を超えた組織的な問題を浮き彫りにした。
金融庁が業務改善命令を出す異例の事態となり、CEO辞任という結末を迎えたこの事件の裏側には、一体何があったのだろうか。プルデンシャル生命の営業担当者は「ライフプランナー」と呼ばれ、顧客と密接な関係を築く。
入社2年間は月給制だが、3年目以降は完全歩合制に移行する。
この制度が営業担当者を追い詰めていく。
「私はあなたの靴になりたい」という美しい言葉で顧客の心をつかみ、人脈を使い切るまで契約を取り続ける。
しかし人脈が尽きれば収入は激減する。
高級ジムや日焼けマシン、歯のホワイトニングといった「プルデンシャルらしい」生活を維持するため、営業担当者は架空の投資話で顧客から金を騙し取ったり、直接借金を申し込んだりする不正行為に手を染めていった。
管理部門のチェック機能は働かず、営業と顧客の密接な関係が不正を隠す温床となった。石川支局や塩尻支局での詐欺事件が発覚した後も、次々と新たな不正が明るみに出た。
特に芸能人やスポーツ選手など富裕層の被害者の中には、恥ずかしさから被害を言い出せない人も多いとかなえ先生は指摘する。
「〇〇さんから紹介された大切な友達はきっと素敵な人だと思うから」と解約時にも次の顧客を紹介させる手法は、まるでネズミ講のよう。
旅行に同行し、新入社員の前に現れ、社長の人脈を利用して次々と契約を取る。
その献身的な姿勢が信頼を生み、だからこそ裏切られた時の衝撃は計り知れない。
ビッグモーターと同じ不正のトライアングルが、ここにも存在していた。
信頼という名の武器で、顧客の財産は静かに奪われ続けたのである。