『ホロライブ』などを運営するカバー株式会社が2026年3月19日、所属タレントへの権利侵害行為に関する対応状況を公式サイトで発表した。
今回の発表は1月21日に続く定期報告であり、SNS上で事実無根の情報を投稿し、タレントの社会的評価と人格的尊厳を侵害した人物を発信者情報開示請求によって特定。
裁判所から権利侵害が認められた末に、昨年末に示談が成立したことを明らかにした。示談の内容は多岐にわたる厳格なものだ。
加害者には謝罪の実施とSNSアカウントの削除が求められた。
損害賠償金の支払いも条件として課された。今後の誹謗中傷行為を禁じる条項も加えられた。
違反した場合には違約金が科せられる仕組みだ。
裁判所が権利侵害を認定し、個人を特定したうえでの示談だ。
カバーはこれまでも爆破予告やサイン偽造品の販売などに法的措置を講じてきた。
今回の示談成立は、タレントを守る揺るぎない意志を示すものとなった。
SNS上の発言が法的責任を伴うという事実が、改めて社会に突きつけられた。今回の発表でとりわけ注目を集めたのは、今後の対応方針だ。
カバーは今後1カ月で30件以上の法的手続きを計画していると明言した。
その宣言は業界関係者に強い印象を与えた。対象は国内外のSNS、匿名掲示板、まとめサイトなど広範にわたる。
件数と期間を明示した予告は同社でも前例がなく、2024年に252件の権利侵害に対応した実績を持つ同社の本気度がうかがえる。
次回の公表は2026年4月が予定されており、続報への関心も高まっている。タレントと文化を守るための戦いは、着実に次の段階へと進んでいる。