散歩するアンドロイド
散歩するアンドロイド

『散歩するアンドロイド』が「キプロス一人旅」を公開した。舞台はリゾートで知られる地中海の島国。

実はEU加盟国でありながら、パスポート審査が必要な複雑な立場だ。サントリーニ島から新生キプロス航空に乗り込んだ。

経営破綻から蘇ったという意外な裏話を持つ航空会社だ。降り立った先は、南北に分断された歴史を抱える島だった。

滞在先の街並みはどこか物寂しかった。リゾートという響きとは違う空気が漂っていた。

検問2つ越え、未承認国家へ

1974年のクーデターを機に南北分断が始まった。トルコが軍を派遣し、北部を実行支配したのだ。

以降は国連のグリーンラインが島を隔てている。彼女は検問を2つ越え、北キプロス・トルコ共和国へ足を踏み入れた。

日本が承認していない未承認国家である。緊張を覚悟していたが、スタンプすら押されない拍子抜けの入国だった。

かつて教会だったモスクや隊商宿を巡り、歴史を肌で感じる。名物のケバブは想定外の値段に驚かされた。「こんなにピースフルなトルコは見たことない」との一言に、複雑な島の素顔がにじんだ。

拍子抜けするほど平和な日常

南キプロスでは人気の魚介店で、1人だと入店を断られる場面もあった。

しかし別の店では温かく迎えられ、食後にはすいかまでご馳走になった。街には猫があふれ、殺処分が禁止されているため数は増え続けているという。

評判のビーチも訪れたが、混雑ぶりに驚かされた。最終日は夕日の名所を訪ねた。だが罰金2000ユーロの警告で入場は叶わなかった。

3km歩いて宿へ戻った。絶品のナポリピザに舌鼓を打ち、旅の疲れを癒やす。孤独と優しさが同居する島だった。彼女はエミレーツ航空で次の目的地へと旅立っていく。

出典:散歩するアンドロイド

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