へずまりゅう

「へずまりゅう」としてYouTubeで活動していた原田将大被告の論告求刑公判が19日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた。検察側は懲役1年6カ月を求刑しているが、弁護側は窃盗の無罪を主張、執行猶予付き判決を求めて結審した。

原田被告はYouTuber「へずまりゅう」として活動していた昨年7月、愛知県岡崎市内のスーパーで精算前の魚の切り身を食べたとして窃盗容疑で逮捕された。

今回の論告で検察側は、「切り身を食べた時点で財産権の侵害が発生した」と主張。直後に支払いを終えたとしても窃盗罪は成立すると述べており、「刑事責任は重い」と非難したという。

一方の弁護側は、「精算の意思があったため窃盗にあたらない」と訴え、懲役1年、保護観察付き執行猶予5年が相当だとした模様だ。

スーツ姿で出廷した原田被告は法廷で、「被害者に苦しい思いをさせてしまい本当に申し訳ない。心に刻み一生背負っていきます」「これからは規則正しくまっとうな生活をしていきたい」と述べたという。

6月22日の初公判では、反省の弁を述べ号泣する様子が見られたという原田被告。判決は8月27日に言い渡される予定だが、どのような判決で終了するのか注視したい。

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