
『きまぐれクックKimagure Cook』が公開したのは、タコ漁の網にかかり、すでに息絶えていた一匹。
本来は沖縄以南の暖かな海に暮らす、絶滅危惧のシノノメサカタザメである。
愛知での捕獲は極めて珍しく、金子も驚きを隠せなかった。
恐竜のようなトゲを持つ、幻の巨体を解体
背中と目の脇には、恐竜を思わせる硬いトゲが並ぶ。硬さはコンクリート並みというから驚きだ。
ヒレの反り返りも美しく、水族館でしか見ない姿である。頭と胴を切り離し、腹を開けると強烈な匂いが立ち上る。
あまりの衝撃に、思わず涙ぐむスタッフの姿もあった。中からはタコにワタリガニ、伊勢エビ、さらにウミヘビまで出てきた。
豊かな海で存分に捕食していた証だという。卵らしきものも見つかったが、すでに失われていた様子だった。
想像以上の中身に、スタッフからは悲鳴に近い声が上がった。
「鶏胸肉みたい」実食した仲間たちも驚愕
一晩脱水させた身を、まずは刺身でいただく。臭みは皆無で、マグロに似た旨味を感じたという。
塩焼きは「今まで食べたサメで一番」と絶賛の声が上がった。鶏の胸肉のような食感に、伊勢エビの香ばしさまで漂うというから贅沢だ。
水分が多くムニエルには少々難しい身だったようだ。珍味に舌鼓を打つ一同の表情が印象的である。
生き物の神秘がじんわり染み渡る内容だった。
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