
SNS上での誹謗中傷が社会問題になっている昨今、TikTokが米国時間3月10日に他者への配慮や敬意を持ったコミュニケーションを促進するためコメントツール「Filter All Comments(すべてのコメントのフィルタリング)」の提供を開始することを発表した。
この「Filter All Comments(すべてのコメントのフィルタリング)」には、2つの機能がある。1つ目は、クリエイターが視聴者からコメントを投稿前に確認し、投稿の可否を判断できる機能。クリエイター自身が「すべてのコメントのフィルタリング」機能を有効にすると、クリエイターが管理ツールを通して承認しない限り、コメントが表示されることはないという。
2つ目は、不適切または不快なコメントを投稿することを再検討するよう促す機能だ。たとえば、「醜い」などのコメントを投稿しようとするユーザーに、それらのコメントがコミュニティガイドラインに違反する可能性があることを伝え、コメントを編集するように促すものだ。
これらの機能は、すでに提供されているスパムや不快なコメント、特定のキーワードをフィルタリングできる「コメントフィルター」の追加機能としてされるという。
TikTokは、コメントがクリエイターとユーザーがつながるための表現ツールと考えていることから、「敬意を持ったコミュニケーションを促進する方法を引き続き開発していく」と述べている。
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