鉄道をテーマにした動画を中心に制作・公開しているYouTuberのスーツ 交通が、赤字に悩まされている銚子電鉄を1日限定で黒字に転換させるという企画を実施、その様子を収めた動画を公開した。

銚子電鉄は、長期にわたる赤字で有名な鉄道会社。この企画は、赤字に見合う金額分の切符を購入し、その日1日分の収支を黒字にするというもの。動画の撮影は、銚子電鉄の竹本社長の案内のもと、昨年の12月29日に行われた。

竹本社長によると、銚子電鉄は新型コロナによる外出自粛やGoToトラベルの停止により、1日あたり12万から13万、12月時点でトータルで3,000万円の赤字だったという。

動画では、スーツ 交通が全区間分の切符を400枚、総額14万円を購入。鉄道会社が黒字にするためには運賃だけの収益では難しく、グッズを購入することが大切であることを動画のなかで訴えている。

今回購入した切符は、スーツ 交通が特別なスタンプを押し、3月13日より犬吠駅で配布するという。

ただ面白いことにチャレンジする動画とは少し異なる切り口の企画だが、鉄道会社の収益の仕組みを解説し、銚子電鉄を応援する姿や、視聴者へのプレゼントを用意するなど、クリエイターも視聴者も見ていて勉強になる動画といえそうだ。