ヒカルが自身の名前を使った詐欺に注意喚起 犯人名も公表

ヒカルが12月10日、『警察へ…ヒカルの名前を使った詐欺に130万円振り込んでしまった被害者に会いました』と題した動画を公開。

自身の名前を使った詐欺にあった被害者からその実態を聞き出すとともに、同様の詐欺への注意を促した。

ヒカルは犯人と会っていた

ヒカルによるとこの詐欺は、被害者がヒカルのマネージャー・入江氏が所属する会社へ連絡したことで発覚。被害者は当初、「ヒカルに騙されている」といった内容でメールを送ってきたようだ。

入江氏の説明によると、メールには依頼者と犯人の間で今年2月に企業案件をヒカルに依頼、報酬を振り込んだが新型コロナウイルスの影響でずっと撮影が延期になっているため、返金のやりとりをしていたところ、犯人と連絡が取れなくなってしまった旨が記載されていたいう。

実はヒカルはこの犯人に1度会ったことがあることを告白。話が上手く、懐に上手に入っていくような話し方で、“いい人”そうな印象だったという。

当時犯人は、ヒカルに対して芸能人との交友関係が広いことや、ヒカルが会ってみたいと思っている芸能人とも仲が良いと話していたそうだ。

ヒカルはこの際、「こいつなんかちょっと怪しいな」と思い、これ以降この人物と関わることはなかったと述べている。

犯人の名前は東谷義和という人物か?

同動画では、被害者となってしまった(株)ハートの新谷氏が顔出しで登場。犯人とのLINEのやり取りを公開し、事件の実態を明らかにした。

ヒカルは事件の経緯を聞く前に、ネット上ですでに出回っているという犯人が「東谷義和」という人物であることを公表。

新谷氏が経緯をまとめた資料には、東谷氏がヒカルのほかラファエルや東海オンエア、水溜まりボンド、ヘラヘラ三銃士、カジサックなど名だたる人気YouTuberやインフルエンサーの名前が並んだキャスティングリストの画像も。

東谷氏はこれらの有名人の名前を使い詐欺を働いていたようで、BTSに会えるチケットを約30万円で販売し、被害者も出ていることが、世直し活動などを行うZ李氏のTwitterで明らかになっている。

新谷氏のケースでは、ヒカルへの案件依頼費は総額120万円。このうち100万円がヒカル側へのギャラで、残り20万円は東谷氏が代表を務める企業への手数料という内訳だが、消費税などを含めると130万を超える。

新谷氏によると、当初ヒカルへの依頼はヒカル側からの返答で1,000万~2,000万と言われていたそうだが、なぜかこの時は120万。ヒカルはこの矛盾した値段設定にも疑念を持っている。

ちなみにこの東谷氏については、ONPAMALLを運営するONPA JAPAN代表取締役である恩地佑亜氏がヒカルの同動画を受けて12月11日にTwitterを投稿。

「私自身も個人で2019年に約4000万ほど騙されており1円も返ってきておりません。」とツイートしており、今回のヒカル砲以外にも多くの詐欺被害者が出ているものと予想される。

撮影がコロナの影響で延期、東谷氏は逃亡

新谷氏が東谷氏側へ商品を手渡し、案件費を振り込んだのは今年の3月9日。撮影は翌日の10日に実施される予定だったそうだが、新型コロナウイルスを口実に延期。

9月から新谷氏は返金について東谷氏とやりとりを開始し、10月1日に正式に返金依頼をしていたのだが、それ以降は海外への滞在や帰国後の体調不良で入院したなどを理由に返金はなし。

東谷氏の入院については新谷氏が病院に問い合わせた結果、入院の事実がなかったことも判明している。

新谷氏によると、11月4日からはLINEも既読にならず、同月8日に1度連絡がきた以降は音信不通の状態。動画ではヒカルとの動画撮影後、新谷氏が警察署に向かうとのことで、事件の進展が気になるところだ。

ヒカルは今回の新谷氏のケースは「氷山の一角」とし、「誰が騙されてもおかしくない」と述べている。同様の詐欺についても「信用しちゃだめってことを覚えておいてほしい」と、視聴者にむけて注意を促している。

出典①:yuua onchi 恩地佑亜 Twitter
出典②:Z李(Jet Li) Twitter

出典③:ヒカル(Hikaru)

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