ノックチャンネル 画像

23日、大阪府警港署が大麻取締法違反の疑いで、YouTuberとして活動する男性ら20~30代の4人を書類送検した。この男性らは、昨年8月に警察を現場に呼び、薬物の売人が摘発される様子を配信していた。なお、逮捕されたYouTuberグループは、「ノックチャンネル」とみられている。

ノックチャンネルは、東京を活動拠点とし、チャンネル登録者数11万人をかかえるYouTuberグループだ。今年の2月、ノックチャンネルのメンバーらは大麻の購入者を装い、大阪市港区の駅前に売人を呼び出したうえで警察に通報し、受け渡し場所で売人が摘発される様子を撮影・配信していた。

今回の罪名は、大麻取締法違反でも珍しいとされる「そそのかし」だという。動画内の内容が売買目的で大麻を持ってくるよう密売人に指示したとみなされ、「営利目的での大麻所持の教唆」と判断されたようだ。

男らはこれまでの調べに対して容疑を認めており、警察は動画の再生回数を稼ぐための行動だったとみて、さらに詳しいいきさつを調べているという。

ノックチャンネルは、昨年8月14日に「【神回】生放送中に警察と協力して麻薬の売人を逮捕!」なる生配信を行ったほか、昨年12月29日にも「【閲覧注意】生放送中に麻薬の売人に直接会って逮捕しようとしたらやばいことに!」と題した生配信など、売人を逮捕に追い込む様子を複数回にわたって公開してきた。今回の報道をみた視聴者からも、「ノック逮捕?」などの反応がみられている。

今月には「ワタナベマホト」としてYouTubeで活動していた渡辺摩萌峡容疑者が児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されるなど、世間をにぎわせているYouTuber。ほかのYouTuberも一度企画や行動を振り返る必要がありそうだ。

サムネイル出典:【閲覧注意】生放送中に麻薬の売人に直接会って逮捕しようとしたらやばいことに!ノックチャンネル

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