那須川天心 亀田興毅

キックボクシング界の『神童』と称される那須川天心が、自身のYouTubeチャンネルで『亀田興毅会長と対談してみた』と題した動画を公開。この動画では、RISE世界フェザー級王者・那須川天心とボクシング元世界3階級王者・亀田興毅の貴重な対談の様子が収められている。

動画の前半では、亀田興毅の父・史郎氏が考案したトレーニング「世界のジャブ」と「ピンポン球トレーニング」に那須川が挑戦。どちらも、過去にテレビなどでも取り上げられた有名な亀田式トレーニング。冒頭の説明段階で「なんか怖くなって来ましたね」と語る那須川だったが、軽快な動きでトレーニングをこなしており、さすが超一流格闘家といった内容になっている。

そして動画は2人の対談へと進み、2019年6月に行われた『1000万円シリーズスペシャルマッチ那須川天心vs亀田興毅』の話題に。この試合の計量の際に「初めてメンチを切られた」という那須川。「マジこわくて」と当時を振り返っている。これに対し亀田は「あの時はもう試合モードになってたから」「最後の最後まで亀田興毅で終わらなあかんなと思っていた」とし、亀田スタイルを貫いた理由を語っている。

また、この試合では最終ラウンドで両者がヘッドギアを外して打ち合ったことで、多くの格闘技ファンが熱くなったのだが、那須川はこのシーンを振り返り「あれはもう気持ち的にですよね」と語っている。亀田も「エンターテイメントなんで、見てる人たちをどれだけ最終的に惹きつけるかじゃないですか」としつつも、「そのあとパンチもらって、次の日頭痛かった」と笑顔で振り返っている。

互いにこれまでの格闘技界をリードし盛り上げてきたが、亀田は2021年3月にボクシングジム「3150ファイトクラブ」を開設。那須川は、2022年3月の試合をもってキックボクシングを引退し、ボクシングに専念することを表明している。新たな挑戦に向け歩み出している両者、立場は違えど今後も格闘技界を大いに盛り上げてくれることだろう。

文:miyasuke

サムネイル出典:那須川天心YouTubeチャンネル|Twitter

出典:那須川天心チャンネル

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