動画の活用で企業のDX推進を支えることを目標に、複数事業を展開する株式会社エビリーは4月27日、新生活を迎える春に再生回数が多かったルーティン動画の調査結果を発表した。
今回の調査で同社はルーティン動画の中でも頻繁に見られている動画のカテゴリーを分析し、ルーティン動画のロングヒットの可能性を示している。
モーニングルーティン動画が根強い人気
エビリーは動画SNSデータ分析ツール「kamui tracker(カムイトラッカー)」を使用し、3月13日から1カ月間に投稿された、人気YouTuberや顔出しをしないYouTuberを含むルーティン動画の特徴を調査した。
その1カ月間で最も視聴回数が多かったルーティン動画は、動画投稿者の朝起から家を出るまでの様子を映像化した「モーニングルーティン動画」(48%)だ。
第2位にはGRWM動画(Get Ready With Meの略称、14%)と呼ばれる、動画投稿者が視聴者に「私と一緒に準備をしましょう」と呼びかける動画がランクインした。
調査対象上位100件の動画をカテゴリに分けると、上位1位がエンタメ(45%)という結果に。第2位にはキッズ(14%)と、同位の「顔出しなし」カテゴリがランクインしている。
近年は人気のせんももあいしーCh(チャンネル登録者数1100万人)やキッズライン(チャンネル登録者数非公開)、はねまりチャンネル(489万人)といったキッズチャンネルが登録者数を伸ばしていることから、このような結果になったと推測できる。
ルーティン動画の人気は長期化する
今回の調査では、視聴回数上位100件の動画のうち約3割の36件が1カ月以上前に公開された動画であることが判明。
さらにその過去投稿動画36件のうち25件が、2022年3〜4月で再び月間視聴回数が伸びているという結果が現れており、さらにその36件のうち「エンタメ」「顔出しなし」のルーティン動画がそれぞれ25%ずつ占めていたという。
このような結果から同社はルーティーン動画は特に新生活シーズンによく見られる傾向があるうえ、ロングヒットする可能性を持っていることがここから読み取れるとコメントしている。
顔出しなし動画が伸びやすい理由として海外視聴者の増加を挙げている同社。日本語が分からない視聴者でも内容が理解できるVlog動画は、投稿後一定期間経ったタイミングで海外視聴者にリーチすることで、再度視聴回数を押し上げていると推測している。
出典:PR TIMES
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