ピロシキーズ

ロシア出身の小原ブラスと中庭アレクサンドラによるコンビYouTuberピロシキーズが4月5日、『露西亜の諜報機関に通報された件について』と題した動画を投稿。

ロシアのプーチン大統領が署名したフェイクニュース法に触れ、自身らをFSB(連邦保安局)に通報したという人物がいることを明らかにした。

フェイクニュース法、海外に住むロシア人も対象に

ピロシキーズは同動画で、ロシアのプーチン大統領が署名した通称フェイクニュース法に言及。

このフェイクニュース法は、ロシア当局がロシア軍や国家機関に関する情報を「フェイクニュース」(偽情報)と見なした場合、拡散した人物に1年から最大15年の禁錮刑を科せる法案。この法案は、海外に住むロシア人も対象になっているのだ。

これまでは国内で反政府発言や西側の情報を拡散した場合に逮捕されるという法律があったものの、国外に住むロシア人に罰則が求められることはなかった。

しかし小原によると、ロシアと日本の間では犯罪者を引き渡す条約は締結されていないため、反政府よりの発言や情報を拡散してきた自身たちについては、実質的に今すぐ何かをされることは「ないかなという風に感じています」と述べている。

ピロシキーズがFSBに通報された?

ロシアでこの法律が決まった後には、「ちょっと悪質な悪戯がきてる」という小原。ロシアのFSBと呼ばれる連邦保安局にピロシキーズを通報したという人物から「貴様らをFSBの保安局捜査部及び国際協力部に通報を完了した」というメッセージが届いたことを明らかにしている。

その人物からは通報した際のメールの内容も送られてきたといい、そこには小原と中庭の氏名、生年月日、ロシアに住む家族・身内についての情報や、反政府発言をしている動画の情報も記載されていたそうだ。

小原はこういった行為に対し、「なんか変な人が増えてきたなという印象」と述べており、家族を巻き込むやり方に「どうなんかなって思う」と話している。

このような嫌がらせがあっても「プーチンの批判を辞めるとかロシア政府の批判を辞めるっていうことは私たちはするつもりはありません」と断言した小原は、「間違っていることは間違っていると今後も言い続けたいと思います」と述べている。

このほかにも、ふたりの発言を止めさせるためにさまざまな情報を送りつけてくる人物もいるといい、今後は明らかに脅迫めいた行為があった場合には、「容赦無く法的な対応をさせていただきますので、その覚悟でやっていただけたら」と挿画を締めくくっている。

出典: ピロシキーズ

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