朝倉未来 魔裟斗

格闘家の朝倉未来が自身のYouTubeチャンネルで、元キックボクサーの魔裟斗氏と対談した動画を公開。先日のRIZINでの闘いを振り返りつつ、新旧の一流格闘家同士の興味深いトークを繰り広げ、話題になっている。

朝倉はRIZINでの壮絶な試合を終えたばかりということもあり、右目には痛々しい痣ができている状態で対談がスタート。魔裟斗氏から試合の感想を聞かれ、「悔しいですね」「魔裟斗さんから言われたことは、ほぼ全部やってたんですよ毎日」「打撃のキレとか、体力とか凄い増えたし、結構自信はあったんですけど」と、前回の魔裟斗氏との対談でアドバイスを受けた内容をこなし、手応えを掴んだ状態で試合に臨んでいたことを明かしている。

魔裟斗氏は、朝倉のトレーニング内容や試合への臨み方について触れつつ、自身の現役時代を回想。2006年頃から「本気でもう1度チャンピオンになろうと思って、なんだかんだ3年かかった」とし、その3年間は「365日、24時間、チャンピオンになることだけを考えて過ごした」という。テレビなどのメディア活動の制限、就寝時間や起床時間、トレーニングや食事のタイミングといった生活習慣も一気に見直したそうで、「何かを得るためには、何かを捨てなければならない」と語っている。

さらに、朝倉兄弟の試合スタイルの違いについても気になったという魔裟斗氏。長男である朝倉未来の試合を見て「長男なんだな」と感じたそうで、長男は慎重な人が多いと自身の経験則から分析。また、次男の朝倉海に対しては「海くんは荒いね」「普段は大人しくて、ニコニコしたタイプでしょ」と、普段の性格とのギャップに言及している。これに対し朝倉も、「確かにそうかもしれないですね」と認めつつ、弟の朝倉海についても「(試合中)人が変わってますもんね、あれ」と笑顔で語っている。

試合終了直後のコメントでは、“引退”も考えているという発言も見受けられた朝倉。しかし、翌日には現役続行を表明している。この理由について「まだ見たいと言ってくれるファンも多かった」「負けたまま終わるのは、自分の性格に合っていない」と語っている。ここから再び、自身やファンのため、そして格闘技界を盛り上げるため、朝倉未来の再起に期待したい。

文:miyasuke

サムネイル出典:masato.official Instagram

出典:朝倉未来 Mikuru Asakura

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