「しらべてみたら」が、奈良小1女児誘拐殺人事件を取り上げた。元捜査一課長が、捜査の裏側を明かしたのだ。
女児が行方不明に!犯人からメールが届く
2004年11月18日、奈良県の側溝で女児の遺体が発見された。遺体は行方不明になっていた、有山楓ちゃん(7歳)だと判明する。
有山楓ちゃんは、下校途中に行方がわからなくなった。1時すぎに下校して、1時40分頃に外出中だった母親が有山楓ちゃんの携帯電話に連絡している。
有山楓ちゃんは電話で、学校の近くにおり、自転車を取りに帰宅することを母親に告げた。しかし以降、連絡が取れなくなる。周辺を探しても発見できなかったので、母親は行方不明者届を出した。
元捜査一課長は当時、「刑事の勘でなんらかの被害に巻き込まれている」と感じたことを明かしている。
その後、母親の携帯電話に、有山楓ちゃんの携帯電話から「娘はもらった」という画像付きのメールが届いた。
捜査が進み小林薫元死刑囚を逮捕!
そして、側溝で遺体が発見された。死因は水死だ。元捜査一課長は当時を振り返り、「メールや画像で発信している」「珍しい事件」と語る。
その後、携帯電話の発信記録や犯行車両などの情報から、小林薫元死刑囚の犯行が濃厚となり、警察は逮捕の準備を進めた。
しかし、想定外の事が起きる。小林薫元死刑囚は新聞販売店で仕事をしていたのだが、逮捕の当日、事件の容疑者が浮上したと新聞に書かれていたのだ。
その新聞を犯人が配ることになるので、元捜査一課長は「逃走したかと」「心臓が止まったように思った」と当時を振り返っている。
だが、まだ自分が捜査されていると思っていなかった小林薫元死刑囚は、新聞配達を終えた後、販売所で任意同行に応じた。そうして、小林薫元死刑囚は逮捕されたのだ。
いたましい事件だった。この事件を知らない人は、動画を視聴して残忍さに驚いている。また、「子供を守れる社会になってほしい」という声が多くあがった。
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