ひょっとして菌を飲んでいた!?【実験】一口飲んだペットボトルいつまで飲める?

学べてためになる実験を数多く投稿する「GENKI LABO」。今回は夏が近づき気温も高くなってきた最近にぴったりな「1口飲んだペットボトル飲料いつまで飲める?菌を分析」というタイトルで新たな動画を公開。時間が経ってしまった飲みかけのペットボトルを飲むかどうか悩んだ経験は誰しもあるのでは無いだろうか。そんな日頃気になることを実験する。

実験のやり方

「ペットボトル飲料何日後まで飲めるのか」を検証するためまず「水、緑茶、麦茶、スポーツドリンク、乳酸菌飲料、コーラ、ミルクティー」のペットボトルを用意し、それぞれ一口ずつ飲む。車の中やバッグの中を想定し約30度に設定したインキュベーター(温度を一定に保つ装置)に飲んだ飲料を保管する。飲んだ直後、6時間後、1日後、2日後とその都度取り出して飲料を培地につけ菌の状態を観察するという実験になる。

気になるその結果は?

まず飲んだ直後の菌の状態を観察する。すると飲んだ直後にも関わらずミルクティーだけ他と比べて圧倒的に菌の数が多い。そして逆にコーラは菌が少なかった。次に6時間放置した場合の菌の量をみると、カテキンなど殺菌成分が入っている緑茶の菌は減少し、栄養豊富な麦を使う麦茶は菌が増えた。ミルクティーはさらに増殖、水も増えていた。酸性であるコーラとスポーツドリンクは増殖することがなかった。

飲んでから1日経過した時の結果は水は菌が減少し緑茶、麦茶は増殖。スポーツドリンク、乳酸菌飲料も増えていた。そしてコーラはなぜか6時間後のときとさほど変わっていない。最初から菌の量が多かったミルクティーの培地は全面が菌で真っ白になっていた。

2日経過した菌もみる。ほとんどの飲料の培地が真っ白になったがコーラと水は変わらずあまり菌が増えていないという結果となった。

最後に対策案として口をつけずに飲んだ場合とコップに入れて飲んだ場合も同じように実験したところ1日経過までは菌が増えていなかったが2日経過すると菌は少量だが増えていた。

この結果から飲み物によっては口をつけたらすぐに飲み終わった方がいいものがあること、そして半日〜1日以上経過したものは飲まない方がいいということがわかった。これから暑くなる季節、とてもためになる実験となった。

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