障害を抱える子供との日常を発信している「えぬくんチャンネル」。2022年10月14日「【泣いた話】一生忘れない、最初で最後の幼稚園運動会!【笑った話】」を公開した。
初めての運動会
えぬくんは、自閉症と知的障害を抱える6歳の男の子だ。年中まで療育園で過ごしたが、年長から幼稚園へ転園している。今年、幼稚園で初めての運動会に参加した。療育園での、室内でこじんまりとした運動会とは違い、広い園庭で開催される。
「それまでの運動会とはレベルが違いすぎて、2学期に入ってからずっとドキドキしてた」と話すほど、お母さんは心配していた。運動会の練習が始まると、遊べない状況に耐えられず、怒りを爆発させる場面も多く見られた。
頑張った運動会
オープニングの間、きちんと座れたえぬくん。ダンスでは自分からクラスの列へ入り、一生懸命踊っていた。「飛び跳ねてたし変な踊りだったが、その姿が嬉しかった。泣けた。」と語るママさん。「他の子との差に落ち込むときもあったが、幼稚園へ通わせて良かったと思えた」と話す。参加できたのはダンスだけだったが、一生の宝物になった。
運動会の後半は、園庭を走り回ったり池の水を触ったりカオスな状況。なんとかクラスの仲間と走らせてあげたいと考える先生たちは、台車にえぬくんを乗せて走った。台車に乗って絵本を見ながらコースをまわるえぬくんの様子に、笑うしかないママさん。「いろいろあったが、参加できたことが嬉しい」と話した。来年は小学生、これからもえぬくんの成長を見守りたい。
コメントする