迷惑系YouTuberシバターが5月26日、『裁判の結果と、今後の方針について』と題した動画を投稿。
同月24日にパチンコ系YouTuber桜鷹虎との裁判で敗訴の判決を受け、275万円の賠償命令がくだったことに言及し、控訴することを発表した。
パチンコ系YouTuber桜鷹虎との裁判で敗訴
シバターは2020年3月、初めての緊急事態宣言下に連日パチンコやスロットをプレイする動画を投稿するパチンコ系YouTuber桜鷹虎について「再生数を買っている」などと発言。
視聴者に桜鷹虎の動画を見ないよう呼びかける「ボイコット運動」を起こしたことで、桜鷹虎から民事・刑事の両方で訴えられる事態に。
今年2月に民事では不起訴処分になったことを報告していたが、今月24日に東京地裁がシバターに275万円の支払いを命じていた。
今後はYouTubeチャンネルの損害が焦点に
今回の動画でシバターは、275万円の賠償命令がくだった敗訴判決について控訴することを発表。シバターは桜鷹虎側も控訴してくると予想しており、裁判が「延長戦に突入することになります」と述べている。
シバターによると賠償命令でくだされた275万円の内訳は、50万円が名誉棄損によるものであり、25万円が裁判費用の負担、残りの200万円がシバターのボイコット運動により、桜鷹虎のYouTubeチャンネルが受けた損害とのこと。
シバターはこの200万円という金額について、裁判所側がシバターの発言により再生数がどの程度落ちているのか根拠がないため算出できていないと述べており、今後はこの部分を焦点に桜鷹虎側と争う姿勢を見せている。
なおシバターは今回の判決がでる前に法務省に供託金95万円を納入していることを明かし、本来であれば賠償金からこの供託金の金額が差し引かれると発言。
しかし手続きのタイミングが合わず、275万円から供託金が差し引かれていなかったとし、控訴には「すでに95万円を支払っている」ことを主張をしたいという理由も含まれているという。
YouTuberとして長年活動しているからこそ、“ディス”発言でどれだけ再生回数が低下するのかは算出できるものではないという主張をしていきたいと話すシバター。今後のYouTuberの裁判に影響を及ぼしかねない事例だけに、今後も注目を集めそうだ。
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