suisui-Project 〈車椅子Youtuber〉

19歳のときにアメリカンフットボールの試合中に首を骨折し、脊髄損傷という障害を負い車イス生活を送っているYouTubeチャンネル「suisui-Project」のちんさんが、『【ルーティン】首を折って障碍者になった大学教員の日常 』と題した動画を公開した。

現在、ちんさんは鎖骨から下が動かなく、胸から下の感覚がほとんどないという。さらに汗を掻かない体温調節障害や尿意や便意がわからない排泄障害も抱えているとのことだ。

同動画でちんさんは、ルーティン動画と題して日常の様子を紹介。一体、どのような生活を送っているのだろうか。

5時50分に起床したちんさん。起床しベッドから車イスに移るのだが、起床して車イスに乗るまで約30分かかるそうだ。これに対してちんさんは、「慣れましたね。」と述べている。

仕事を始めるちんさんだが、現在の職業は大学教員とのこと。朝の仕事内容は論文などの執筆だそうだ。この日は在宅ワークのため出勤はないという。

この日の朝食はプロテインとナッツのようだが、障害の影響でプロテインシェイカーの蓋を強く握れないため、蓋を顎ではさみ、開けて閉めるときも顎を使うそうだ。

ちなみに指の筋肉は麻痺をしているため、握力はゼロ。そのため、手首のチカラを利用してナッツを摘まんでいるという。

午前の仕事終え、「装着型サイボーグHAL」に取り組むちんさん。Neuro HALFITとは、脳神経・筋系の機能改善を促すプログラムだ。

ちんさんの夢は、「もう一度自分の足で立って歩き、アメフトのフィールドでプレーすること」。「医師に2度と歩けないと言われても諦めずに夢を追いかけます!」と、このような状況でも諦めずに夢を追いかけている姿が印象的だ。

普段トイレをするときは、排尿(自己導尿)後遺症により自力排尿ができないため、カテーテルを尿道に入れて排尿をするようで、これを1日6~8回行っているという。

16時00分、ランニングをするために外に向かうちんさん。仕事の合間に1時間ほど走るそうだ。

18時50分に夕食を食べて入浴に。入浴はヘルパーに介助をお願いしているという。その後、22時まで副業し就寝するそうだ。

車イスユーザーのルーティン動画は、あまり見かけることがない貴重な動画だ。いつかちんさんの夢が叶うことを願いたい。

出典: suisui-Project 〈車椅子Youtuber〉

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