生配信の王・コレコレが18日に行った配信により、YouTuberのYanapoことレネ・ブデクに、オリンピック村への不法侵入や無銭飲食の疑惑があることが明らかになった。
Yanapoとは東京オリンピック開催中、自身のYouTubeチャンネルで選手村の様子を投稿した動画を多数公開し、国内外で話題になっていた人物だ。
Yanapoは、現在放映中のNHK大河ドラマ『青天を衝け 』 に出演しているタレントでもあるが、動画内ではオリンピック関係者のようなそぶりを見せていた。
東京オリンピックの大会関係者を名乗る男性からだというこのリークは、「オリンピック選手じゃないのに、偽ってチャンネル登録者数を増やしたり、食事をタダで食べたりしてる人物がいる」という発言から始まった。
実際にその大会関係者を名乗る男性と連絡をとり、詳細を聞いたコレコレ。なんとYanapoはボランティアで参加しているにも関わらず、あたかもオリンピック選手のように振る舞っているというのだ。
ボランティアスタッフの利用を禁止している選手たちの宿泊施設や食堂、ジムなどの施設に侵入し、それを動画に投稿しているYanapo。男性によると、動画の広告収益を得ていることが問題だという。
「本来選手以外は入れない宿泊施設の動画が、なぜあげられているのか」というコレコレの問いについては、「オリンピック村にはレプリカの宿泊施設があり、そこで撮影されたのでは」「実際の選手が投稿している動画を、勝手に使用したのではないか」と答えている。
食堂での無銭飲食の可能性もあるとしたが、こちらは証拠がないらしい。
日本語が話せるにも関わらず、大会スタッフには英語で話しかけたり、公式で売ってるユニフォームのレプリカを着用していたYanapoは、完全に選手になりすましていたようだ。
当初はSNSでも選手を装っていたというが、コメントで指摘されるたび、自身の紹介文を選手ではなく“関係者”だと編集し、逃げていた模様。
このように数々のルール違反をし、あたかも自身をオリンピック選手であるように装ったことで、かなり悪質であるこの問題。
選手村の入り口には顔認証とIDでの入場管理をしていたというが、そこまではボランティアスタッフも普通に入れてしまうとのことで、「セキュリティはどうなっているんですかね」とコレコレは不信感を露わに。
男性によると、食堂やジムに入る際はIDのマークを確認するだけのため、「ネットで公開されているIDを模写したか、裏口からスタッフのTシャツを着て侵入したのではないか」と述べている。
Yanapoは自身のことを空手選手だと言っていたが、ドイツで本当にそのような実績があるのか謎なところも非常に怪しいポイントだ。
「Yanapoさんアウトです」とコレコレはYanapoを批判すると同時に、オリンピック村のセキュリティの甘さについても言及。
世界規模の大会でこのような違反行為をしたYanapoだが、YouTubeへの投稿は続けている。コレコレの配信について知っているのか、YouTubeチャンネルの概要欄には、「8月18日の件について、出来るだけ早めに説明したいと考えております。」との一文も登場。19日現在では、選手村内の様子を収めた動画はすべて非公開となっている。
すでにコメント欄は批判と謝罪を求める声が集まっているが、今後どのような対応をとるのだろうか……注目が集まっている。
文:sumika
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