YouTubeチャンネル「お料理の高校生」のねるが12月6日、サブチャンネル「ねるねる」で『今ままで動画投稿ができなかった理由・謝罪』を投稿。
父親から虐待を受けていたことを明らかにし、家を出たことを報告した。
「お料理の高校生」がサブチャンネルで動画を投稿
「お料理の高校生」は、2020年11月に当時中学生だったねるが立ち上げたYouTubeチャンネル。
父子家庭で育つ女子高校生が料理や日常生活を公開し、2021年12月現在、チャンネル登録者は34.6万人と突破する人気チャンネルのひとつだ。
今年10月23日に同チャンネルに投稿された動画『ごめんなさい』では、2週間動画の更新が止まっていたことを謝罪。
投稿を休止した理由にお金や数字に囚われた大人たちがすべてをぐちゃぐちゃにして去っていったこと、身近な人たちが変わっていく様子に恐怖を感じたなど、赤裸々に胸の内を語っていた。
その後、1カ月以上動画の投稿はなかったが、Instagramでは頻繁に生配信を実施。
ファンとのコミュニケーションは続けており、新チャンネル立ち上げについても言及していたのだが、12月6日にサブチャンネル「ねるねる」にて衝撃的な動画が公開となった。
父親からの虐待を告白 収益化めぐり父親と口論
6日の動画冒頭、ねるは前回の動画投稿から期間が空いてしまったことを謝罪。動画を待っていた視聴者に向けて「本当にありがとうございます」と感謝を述べた。
ねるは動画の投稿が止まっていた理由について話し始めると、「幼少期から父から虐待を受けていました」と告白。
「お料理の高校生」チャンネルで公開していた父との仲の良さについては「演出を交えていました」と述べており、父親が必要以上にYouTubeに関与していたことから、“仲の良い父子家庭 ” を演じていたという。
父親についてねるは、「優しい一面・楽しい尊い思い出ももちろんある」としたが、YouTubeの収益化をめぐり父親と口論になることが多くなったと話す。
8月に投稿した『タイトルは…考え中 』でねるは、「悲しいことのほうが沢山になってしまった」「数字がついてくるほど追い詰められてしまった」と話していたのだが、まさかこの発言に裏に父親の虐待があったとは、誰が思っていただろうか……。
「バスタオルを口の中に詰められ、殴られ、蹴られた」
具体的な父親からの虐待行為については、「再生数が伸びていないことを理由にバスタオルを口の中に詰められ、殴られ、蹴られた」と発言。
抵抗しようとしたねるの爪の中には畳のゴミが沢山入り、「踏ん張りもがいて、喉の奥から“やめて”と叫び“ごめんなさい”と言い続けましたが、止まる事は無くそれは長時間続きました」と、その状況を振り返った。
この行為に「息ができず、苦しくて痛くて頭が真っ白になりました」というが、ねるは「自分のどこが悪かったのか」「パパを怒らせない為に何かできる事は無かったのか?」と考えたという。
その後父親とは話し合いの場をもったそうだが、父親はお金のことや自分のメンツに関することばかりで、ねるに行った虐待行為については当然のように話していたと述べている。
ねるは話し合いのなかで父親に「YouTubeを辞めたい」と伝えたようだが、その際の父親の反応は気に食わぬ様子で、「この人にとって私はお金稼ぎの道具にしか過ぎないんだな」と感じたと話している。
児童相談所へ相談、家を出たことを報告
ねるは段階を踏み、父親について児童相談所へ相談。「もう、この家には一生もどらない」と決心をして約2カ月前に家を出たことを報告した。
家族や身内とはたまに連絡を取っているというが、電話は来ず、誰ひとりも迎えにも、探しにもこないという。
現在の生活についてねるは、生活費や学費を自分で稼がなくてはという金銭的な心配はあると述べるが、「後悔した事は一度もありません」と断言。
この2カ月間、動画で自身の置かれた状況を説明するか悩んだというねるだが、父親は自分のしたことが悪いと思っている様子は一切なく、動画で説明することで父親に間違ったことをしたということを伝えたかったようだ。
勇気をもって、辛い経験を告白したねる。以前のチャンネルでほとんどすべての動画が非公開になった当時は、視聴者のなかでも心配の声が多く寄せられていた。
新しい環境で一歩を踏み出したねるを、視聴者はきっと温かく迎えてくれるだろう。
※掲載当初よりタイトル、一部見出しを変更しました。
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出典: ねるねる
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