
『散歩するアンドロイド』の「ドイツ🇩🇪ミュンヘン ビールと肉を食う」は、Androidのお姉さんがミュンヘンを訪れ、ドイツグルメの実態に迫る。
華やかなイメージの裏に潜む、旅行者目線のリアルな食文化体験が赤裸々に語られる。
1リットルビールに巨大肉料理!ドイツ流おもてなしの豪快さ
ミュンヘン到着後、彼女が挑んだのは本場のビアホール。
注文したビールはなんと1リットル入りの巨大ジョッキで、白ビールはフルーティーで飲みやすかったという。
さらに驚くべきはバイエルン名物シュヴァイネハクセ。
骨つき豚のすね肉をパリパリにローストした料理で、日本円約4千円の山盛りでもハーフサイズだというから度肝を抜かれる。
ナイフが通らないほど硬くローストされた豚肉に四苦八苦しながらも、付け合わせのじゃがいも団子クヌーデルはもちもちすぎて歯にくっつく始末。
翌朝、彼女は午前中しか食べられない白ソーセージに挑戦する。
塩を使わないため傷みが早く、冷蔵庫がない時代からの伝統だという。
皮を剥いて食べるスタイルに戸惑いながらも、ふわふわの食感に感動を隠せない様子が伝わってくる。
ドイツ料理への先入観を覆すような、素直な驚きと発見の連続が魅力的。
現地の声が証明する!期待と現実のギャップに見る旅の醍醐味
旅を通じて浮かび上がるのは、その国のイメージと実際の体験との間にある微妙な距離感である。
ビアホールで出会った虫入りビール事件、想像以上にパサパサで喉に詰まりそうなバウムクーヘン。
しかしそんな予想外の展開こそが、この旅に独特の面白さを与えている。
ノイシュバンシュタイン城への道中では列車トラブルで1時間足止めされ、有料トイレで小銭がなくて困る場面も。
完璧ではない旅だからこそ見えてくる、ドイツという国の素顔がそこにはある。
店選びの重要性を実感した彼女が最後に選んだのは、肉料理に疲れたときのベトナムフード。
グルメの国で辿り着いた意外な結末が、旅の奥深さを物語っている。
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