マナル隊MANARUTAI
マナル隊MANARUTAI

『マナル隊MANARUTAI』の「【月収報告】企画にお金使いすぎてマジで金ない。ヤバすぎ。」は、コント系から人生をかける系YouTuberへと大胆にかじを切った彼らの、血のにじむような決算報告である。

方向転換から1カ月、待ち受けていたのは151万7470円という大赤字という厳しい現実だった。

しかし、その数字の向こうには視聴者への純粋な思いと、夢を諦めない強い意志が輝いている。

収入48万5000円に対し、支出は驚愕(きょうがく)の200万超え。

インドでのスパイス買い付けに33万、40万の釣りざお3本でマグロ釣りに134万、マレーシアでの企画に27万。一見すると無謀にも思える金額だが、そこには「本気で面白いと思える動画を作りたい」という純粋な創作魂が込められている。

「俺たちの視聴者さんの心を豊かにする。それが頭の悪い俺たちが唯一社会に貢献できる価値です」という言葉は、まるで芸術家の宣言のように美しく響く。

彼らにとってお金は手段であり、目的は常に視聴者の笑顔。その姿勢は、効率重視の現代社会において失われがちな、創作への真摯(しんし)な愛を思い起こさせる。

赤字という現実の一方で、高評価数3倍、再生数2.2倍、コメント数3倍という数字が物語るのは、視聴者との深い絆である。

「最高すぎる。応援してます」「めちゃくちゃ大好き」という温かいメッセージの数々は、彼らの選択が決して間違いではなかったことを静かに証明している。

「視聴者さんは孤独感を感じてる人が多い。それを僕らの動画を見て笑ってもらう、元気になってもらう」という使命感は、単なる数字では測れない価値を生み出している。

オリジナルタオル100個という救済措置も、まるで小さな船出を支える帆のように頼もしい。彼らの物語はまだ始まったばかり。赤字という試練を乗り越えた先に、きっと新たな輝きが待っている。

出典:マナル隊MANARUTAI | 公式YouTubeチャンネル

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