
『やさしい内科医のY's TV』の「【血糖値実験】うどんvsそば」は、多くの人が信じる「そばはうどんよりヘルシー」という常識に医師が自らの体で挑んだ検証。
糖尿病内科医の山村聡さんが、実際にうどんとそばを食べて血糖値の変化を測定し、驚きの結果を明かしている。健康志向の高まりで注目される血糖値管理について、データに基づいた真実が語られる貴重な内容となっている。
実験では、うどんの血糖値は77から167へ90上昇し、そばは72から172へなんと100も上昇した。
「そばの方が上がってるじゃないか」という驚きの声が聞こえてきそうな数値である。多くの人が抱く「茶色い糖質は白い糖質より体に優しい」というイメージが、実際のデータによって覆される瞬間が印象的。
山村医師は「うどんもそばもそれぞれ炭水化物からできており、血糖値が急上昇しやすい食品」と冷静に分析する。
GI値の低さに惑わされがちだが、重要なのは炭水化物の含有量だという医学的見解が説得力を持って語られている。健康を意識してそばを選んでいた人にとっては、まさに目からうろこの発見となるだろう。
「えっ、そばって体にいいんじゃないの?」「今までだまされてた気分」といった反応が寄せられ、多くの人が持つ健康常識への疑問が浮き彫りになっている。
しかし山村医師は「そばがヘルシーではないと言いたいのではない」と補足し、そばに含まれるルチンやビタミンB群の価値も丁寧に説明している。
血糖値という一つの指標だけでなく、総合的な栄養価を考える大切さが伝わってくる内容だ。普段何気なく選んでいる食事が、実は思い込みに左右されていたという気づきを与えてくれる。この検証を見れば、明日のランチ選びがもっと科学的で賢明なものに変わるはずである。
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