佐久間宣行のNOBROCK TV
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『佐久間宣行のNOBROCK TV』の「転売ヤードッキリ」は、とろサーモン久保田が悪徳転売ヤーを演じ、ターゲットのモデルである今井七星をだますドッキリ。

久保田の迫真の演技力と計算されたシナリオが絶妙に絡み合い、視聴者を最後までくぎ付けにする仕上がりとなっている。副業の話から始まり、楽屋の備品まで次々と転売していく久保田の姿は、リアルすぎて背筋が凍るほどの説得力を持つ。

本物すぎる悪役ぶり!久保田の計算された狡猾さ

久保田が演じる転売ヤーは、単なる悪人ではなく巧妙な心理操作を駆使する人物として描かれている。

「吉本は金と犯罪者が集まる場所」「副業をやっておいた方がいい」といった業界の裏話を交えながら、徐々にターゲットを自分のペースに巻き込んでいく手法は見事としか言いようがない。

特に印象的なのは、プロデューサーからプレゼントされた陶器の皿を即座にフリマアプリに出品し、「これを5000円で買ったやつがいるわけやな。これを1万円で売ったら元々の作り手よりも儲けれる」と冷酷に語るシーンである。

久保田の表情や話し方からにじみ出る狡猾さは、まさに本物の転売ヤーそのもの。視聴者も思わず「こんな人いるいる」と納得してしまうリアリティがある。

騙される側の心情が痛いほど伝わる緊迫の展開

今井七星の困惑と恐怖が手に取るように伝わってくる演出も秀逸である。

「消されるって言われた」「やばい、殺される」と本気でおびえる姿は、ドッキリと分かっていても胸が痛くなるほどリアルだ。

久保田に脅され、マネージャーにも追い詰められ、最終的には共犯者扱いされそうになる流れは、まさに転売の闇に巻き込まれた被害者の心情そのものである。

特に「私はとろサーモンが大好きだったので本当に悔しいです」と涙を浮かべるシーンでは、ファンとしての純粋な思いが裏切られた悲しみが痛烈に表現されている。

出典:佐久間宣行のNOBROCK TV

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