近頃のお笑い界で、その存在感がどんどん大きくなっているのが、大学のお笑いサークル出身者たちだ。6月10日のテレビ朝日系『アメトーーク!』では「大学お笑いサークル芸人」が放送され、各大学からミルクボーイ、ハナコ・岡部、ラランド・サーヤ、マヂカルラブリー・村上らが登場した。
「大学のお笑いサークル自体は昔からあるものですが、2015年のM−1グランプリ復活くらいのタイミングから、急激にお笑いサークルの実力が上がっているというイメージがあります。いまはネタをYouTubeで見られる時代ですし、いくらでもお手本があるので、システムさえ理解できればそれなりのネタが作れるんです。ある種、お笑いのセンスがない普通の大学生でも、ネタを作って笑わせることができるようになったことも、お笑いサークルが盛り上がる一因でしょうね」(お笑い事務所関係者)
『アメトーーク!』では、ミルクボーイやななまがりの大阪芸術大学や、ハナコ岡部やひょっこりはんの早稲田大学などが取り上げられていたが、ここでは登場しなかったものの、今をときめく人気芸人を多数輩出している大学がある。それが関西私大の雄・同志社大学だ。
同志社大学のお笑いサークルの出身者として有名なのが、メイプル超合金のカズレーザーと、その相方だったさらば青春の光の東ブクロだ。そのほかには、お笑いサークル出身ではないものの、霜降り明星・粗品、ニューヨーク・屋敷、Aマッソ・加納、レイザーラモンHGなどが同志社大学出身である。
「粗品と屋敷という、賞レースで結果を残していて、バラエティーでも活躍している芸人がともに同志社出身というのは興味深いですね。また、Aマッソ加納も近い芸歴の女性芸人のなかでは一目置かれる存在ですし、同志社大学が多くの才能を輩出しているのは間違いないでしょう」(同)
鬼越トマホークのYouTubeチャンネルで公開された「【告発】川瀬名人がニューヨークの闇を暴く!【後輩絶滅計画】【花鳥風月の裏側】【ニューラジオ】【鬼越トマホーク】」という動画では、ニューヨークの1年後輩にあたるゆにばーすの川瀬名人が登場し、粗品と屋敷による“後輩絶滅計画”なる陰謀論をぶち上げている。
「川瀬名人の卓越した分析力と構成力による見事なプレゼン動画です。もちろん、しっかり“お笑い”をしている動画なんですが、鬼越のチャンネルで次に公開された動画(【暴言】川瀬名人が勝手にアンチを撃退してる・・?【花鳥風月の裏側】【鬼越トマホーク】)では、“同志社大学黒幕説”も持ち上がって、かなり興味深い展開になっています。もちろん、川瀬名人の分析は“お笑い”ではあるものの、同志社大学出身芸人が活躍しているのは事実であって、そこにスポットを当てるのはとても意義深い。川瀬名人のさらなる分析動画が気になりますね」(同)
同志社大学出身芸人たちがどうしてこんなに活躍しているのか──その謎が解き明かされる日が待ち遠しい。
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