ヒルトンが、公式チャンネルで公開したCMが注目されている。旅館を貶めるようなCMだったので、日本人から批判が殺到したのだ。

ヒルトンは旅館より融通が利くとアピール

ヒルトンが公開したCMは、旅館の女将らしき女性が、宿泊客に対して説明をしているシーンから始まる。

入浴は5時から23時までで、夕食は18時に部屋へ運ぶから21時までに食べ終えてほしいと女将が言い、客は茫然と話を聞いていた。

旅館は細かく時間が決められていて、ゆっくりできないということを伝えようとしているのだ。

そして動画の後半では、ホテルで楽しむ宿泊客に対して、「ディナーの時間をずらしますよ」とホテルマンが声をかけていた。

旅館を貶めてる？「悪意ある」と批判が殺到！

旅館は時間が決められているのでゆっくりできないのに対して、ヒルトンホテル(コンラッドホテル)なら融通が利くことをアピールしているCMだ。

旅館の若旦那はこのCMを見て、「悪意ある」とコメントしている。また、時と場合によっては旅館もある程度柔軟に対応すると話した。

SNSでも「悪意あるCM」だと注目されている。弁護士は、旅館と比べて自分達のサービスは優良だと誤認させている点に関して、景品表示法に違反する可能性があると指摘していた。

ヒルトンは「否定的な印象を与える意図はなかった」と発表している。しかし現在、批判が殺到中だ。

そもそも、自分達のサービスが優良だとアピールするために、わざわざ旅館と比べる必要はない。

こんなことをしなくても、ヒルトンホテルは大手であり、良いサービスを提供している。今回の件は、アピール方法が良くなかったのだ。今後は他社を貶めることなく、堂々としたCMを公開してもらいたい。