イチローが、4年目となる高校球児指導を行った。旭川東高校の生徒に、どこでもできる練習方法を教えて、時代に合ったアドバイスをしている。
バッティングで窓が割れた?「直しません」と宣言!
イチローは、高校野球指導を4年続けている。今年訪れたのは、旭川東高校だった。
旭川東高校は北海道にある高校だ。そのため、冬場の練習は厳しい。グラウンドに雪が積もるので、ビニールハウスなどの限られたスペースで練習することになる。
そこでイチローは、ボールを背面でキャッチするという、どこでもできる練習方法を伝授した。
また、バッティングも披露している。しかしその際、学校の窓ガラスを割ってしまった。
イチローは「しまった」という表情をしているが、生徒達は「イェーイ」と盛り上がっている。副部長は、「直しませんから。このままにします」「記念です」と宣言した。
「指導者が厳しくできない」「自分を律して厳しくする」
イチローは生徒達に、「僕たぶん去年より飛距離伸びてるんだよね」と話した。そして、「皆なんて吸収力ハンパないから、冬でも変われる」と伝えている。
練習を終えた後は、指導者が厳しくできないと生徒達に話した。今の時代は、厳しく指導しようものなら親からクレームが入りそうだ。仕方のないことである。
ただ、それだと導いてくれる人がおらず、楽な方に行くのだとイチローは語った。甘えが出てしまうのだ。
しかし、結局は自分が苦労すると言い、自分に厳しくできる人間と、自分に甘い人間で差が出てくるだろうと話している。
「自分を律して厳しくする」と生徒達に伝えて、最後に生徒達からメッセージや花束を貰った。
イチローが語ったのは、時代に合った重要なアドバイスだ。生徒達もしっかり聞いていた。彼らの中から、いつかイチローのようなヒーローが誕生することを期待している。
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