「黙飯 MOKU MESHI TOKYO」(黙飯)は、千葉県にある老舗「きらく食堂」の一日を密着取材した。
地元民に愛される創業70年の老舗「きらく食堂」
「黙飯」が密着したのは、千葉県にある創業70年の老舗「きらく食堂」だ。朝は、80歳の店主が先に出勤し、店内を清掃する。
掃除が終わると野菜の下ごしらえだ。ネギの仕込みやキャベツの下処理を行う。
その後、女将が出勤し、店主と一緒に仕込みをしていく。孫娘(若女将)も出勤し、購入してきた食材を並べて、野菜の下処理を行った。
開店すると、若女将は中華鍋で白モツの塩コショウ炒めや野菜炒めを作っていく。女将も、フライの盛り合わせや親子丼を作る。
「きらく食堂」はラーメン550円、かつ丼720円とリーズナブルだ。そのためか、外は大雨にも関わらず満席になった。
ダイビングインストラクターから若女将へ
人気メニューはモツ煮だ。続々と注文が入る。チャーハンや冷やし中華など、注文が入る度に店主と女将、若女将と従業員の4人で分担し料理を作っていく。
女将は「辞めるつもりだった」と語った。だが、孫がバイトのような形で手伝いに来るようになり、「お互いやる気になったので、こういう形で店を続けた」と明かす。
そして、昼の部が終わると夜の部が始まる。予約客が訪れて、若女将は鍋を振った。夕食時は客が増え、座敷席も賑わっている。21時には最後の客が帰り、暖簾をおろして閉店した。
若女将は店を継ぐことになった経緯を「ダイビングインストラクターをやっていたが、事故でパニック障害と広場恐怖症になった」「ダイビングの仕事ができなくなり、空いていたのでやることになった」と話している。
祖父母の食堂を継ぐ、クールな美人若女将だ。細い腕で中華鍋を振る姿が「かっこいい」と注目されている。
コメントする