古舘伊知郎がゴミ清掃員に聞いた、ゴミの量と所得の関連性

古舘伊知郎がゲストを招いて対談する「古舘伊知郎チャンネル」。今回は現役ゴミ清掃員で芸人のマシンガンズ・滝沢秀一さんを招いて仕事についての思いや考えを深堀りした動画を配信した。動画の中では私たちの想像を超えた現実が語られた。

ごみが映し出す現代の闇〜フードロス問題も目の当たりに〜

滝沢さんはゴミ清掃員として11年勤務している。昨今の断捨離ブームでゴミの量は増加傾向だ。流行が終わるとすぐにゴミとして出されるため、ゴミの内容で流行り廃りがわかるそうだ。また、高級メロンが箱ごと捨てられていたり、新米が出た途端、まだまだ食べられる古い米がどっさりと捨てられたりもするそうだ。このように、フードロス問題が叫ばれている現代でも、信じられないようなゴミが溢れていると話す。

ゴミの量と所得の関連性〜お金持ちほどゴミが少ない〜

滝沢さんは都内のあらゆる地域のゴミを収集しており、一般の住宅街だけでなく高級住宅街も回っている。一般家庭とお金持ちのゴミの違いは、お金持ちであるほど、ゴミの量が少ないこと。一般家庭の方がゴミが多く、100円ショップのものや、安価な洋服が大量に捨てられているそうだ。つまり、お金がある人は一つ一つ吟味して長く使えるものを購入し、大切に扱うためゴミが少ない。一方で、お金がない人は大量生産の安価で質の悪いものを買うため、物持ちが悪く、ゴミが増えるようだ。この事実が示すのは「お金がない人は、お金を出してゴミを買っている」とも言えると滝沢さんは語った。ゴミは時代や人々の生活を映し出している鏡と言えるような、興味深い動画である。

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