【正しい知識を持とう】エイズを発症したPINKが実体験を明るく語る

新宿2丁目のゲイでYouTuberの2ストリート。毎年12月に東京都が主催するエイズ予防月間に合わせて、エイズ患者でオネエのPINKをゲストに招き、エイズの正しい知識と体験談を語った。

エイズを発症すると、どんな症状が出るの?

PINKは2年前にエイズを発症。発症するまでは全く症状がなく、不安で検査にも行ってなかった。しかし、2年前、物忘れがひどくなりダンスが覚えられなくなったり、下痢が続いたり、痙攣やバランスを崩して転倒したりする症状が出たそうだ。すぐに脳神経外科に受診し、精密検査した結果、HIV脳症と診断された。脳が萎縮しており、免疫細胞であるCD4が正常なら700ある値が32しかなく、免疫力がかなり低下していたことから「余命1年」と告知された。

エイズを発症してから、現在はどんな生活を送っているの?

エイズを発症したが、治療が功を奏し、現在は1日1回1錠の内服を欠かさず飲めば、いつも通りの生活を送ることができているPINK。物忘れはほとんどなくなり、明るく前向きに周りを笑わせている。また、エイズを発症したら身体障害者手帳が発行され、治療費は公費で賄われるため、現在は3ヶ月毎の通院と薬代で自己負担額が1200円ほどだそうだ。

早期発見、早期治療のために必要なのは「定期的な検査」

エイズは発症するまでほとんど症状がわからない。しかし早期発見し、早期治療をすれば問題なくいつも通りの生活を送ることができるのだ。また、東京都では無料、匿名で検査できる機関が設けられている。自分と周りを守るために、誰もが定期的な検査をする必要があるだろう。

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