料理動画でお馴染みのきまぐれクックが「深海500メートルに生息する幻の巨大魚【メヌケ】が手に入りました!!」を公開。メヌケという珍しい深海魚をしゃぶしゃぶにする一部始終を動画にした。
今回の食材は「サンコウメヌケ」という国産の深海魚。使用するのは5~6kgの巨体であり、すでに内臓を取って10日間熟成させたものだ。早速ウロコを取り、頭を落とすきまぐれクック。今回はしゃぶしゃぶに使う部位と、今後煮付けなどに使う部位に分けるため、敢えて2枚おろしにするとのこと。
煮付けなどに使う部位は、骨が付いた状態で保存しておくとのこと。魚の骨は素晴らしい旨味が含まれており、骨付きの切り身の状態で調理することで美味しい煮付けなどが出来上がるそうだ。
切り身にする場合はまず身を切り、続けて骨を断つ。骨は固いので、包丁一点に力を込めて、一気に叩き斬るイメージで進めるとよいとのこと。最後に残りのウロコを取り、血合い骨を取って終了である。さすがきまぐれクック氏だけあり、手際が非常に良く、巨大なサンコウメヌケをリズミカルに捌いていく。
盛り付け方は、「花造り」という大葉などのあしらいが無くても見た目がキレイで華やかな盛り付け方法。しゃぶしゃぶ用の切り身をさらに薄く切って、同じ角度で引っ張りながら皿に載せていく。螺旋状に載せていくことで立体感が出て「花造り」の名前通り、まるで花のような盛り付けとなるのだ。
気になるお味はきまぐれクック氏も驚きの美味しさだそう。「今年に食べた魚の中で3本指に入るほど」と大絶賛した。脂がしっかり乗っており、それでいてくどくない味わいだという。きまぐれクックによると、「メヌケやキンキなどの深海系の赤い魚は、脂がまったくくどくなく、甘みを感じる」そうだ。
きまぐれクック氏の魚の捌き方の手際の良さは、いつ観ても圧巻であった。
文:39ライター
サムネイル出典:かねこ@きまぐれクック Twitter
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