ゲーム実況で知られるウクライナ出身のYouTuber・サワヤン兄弟のサワが3月12日、『戦争に関連した自身の偏った発言に対して。』を公開。
直近で公開した動画において、ロシアによるウクライナ侵攻に関する不適切な発言があったことを謝罪した。
「自分自身余裕がなくなっている」と謝罪
現在は非公開となっている3月11日に投稿した『柳生社長、何やってるんですか。』内での発言について視聴者から「それは違うだろ」などと多数の指摘を受けたというサワ。
「自分が正常な考えや判断、物事を客観的に見られなくなっている」「当事者であっても情報を見ている人への発言に気を付けなければいけない」とし、「視聴者のみなさまに、本当に申し訳なかったな。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
サワは「自分自身余裕がなくなっている」「休むことが正解かもしれないけど、現地で戦っている人が何千何万人もいるなかで、自分だけ休むのは違う」とし、「引き続き逃げずに、一生懸命向き合って、少しでも母国のためになること、ひとりでも多くの人が笑顔になるように、そういったことを大前提にやっていきたいと思う」と、今後も動画投稿は続けていくとしている。
「悪いことは悪いと言ってくれる」とファンに感謝
サワは自身の発言にコメントを送ってくれた視聴者について「俺の視聴者ってめちゃくちゃ良い人たちばかりだなと思って」と切り出すと、「ちゃんと悪いことは悪いと言ってくれる、逆に胸を張って動画作りが出来る」「本当に感謝でしかない」と、視聴者に感謝を伝えている。
しかし一方でサワは、「未だに当事者としては心に熱いものがある」「母国が荒らされているのを見ると居ても立っても居られない」と、複雑な心境を吐露。
今回のことで予想外に周りを見れていなかったことに気づいたといい、「自分ひとりだったらそれに気づけていないわけだから、本当にみんなに感謝してる」と、あらためてファンに感謝を述べた。
サワは今後について「今後はつらいことがあってもポジティブに誰かのためになるような発言を増やしていく」と前向きな姿勢を見せており、「今後も現状から目を背けずに、そのなかでも自分の思いを正しい形で発信できるように頑張っていきます」と明るい表情でメッセージを発信した。
「失敗したあとにどう成長するかが重要」であると締め括ったサワ、今後も平和を祈りつつゲーム実況動画の活動に精を出して欲しいところだ。
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