シバターがRIZIN八百長疑惑の全貌を激白 「RIZINにもイライラしていた」

シバターが1月8日、YouTubeを更新し、『お騒がせしました』と題した動画を公開。

大晦日に行われたRIZINでの八百長疑惑について、その全貌を告白。RIZIN側に出場を懇願されたことや久保とのやりとり、戦略について明らかにした。

RIZINから「どうしても出て下さい」と懇願

シバターは冒頭で「全部説明するのも嫌なんだけどね」と切り出したが、八百長疑惑の一件が大きくなってしまったこと受け、今回自らの口で説明することにしたという。

もともとの対戦相手であった皇治のルール変更要望についてから説明し始めたシバターは、皇治との対戦が無くなった時点で「もういいよ」と思ったと話す。

「皇治じゃなかったらやる意味がなかった」「皇治のためにストーリーを作ってきた」と述べ、RIZIN側には「皇治じゃなかったらやりたくない」と伝えていたことを明らかにした。

しかしRIZIN側がシバターに「どうしても出て下さい」と、ギャラや対戦ルールもシバターの要望を飲むと言われたとし、その際、RIZIN側が打診してきた対戦相手が久保優太だったとのことだ。

久保にK-1チャンピョンという肩書があったこと、TVへの出演やYouTubeでも朝倉兄弟とコラボをしていたことから「相手としておいしいなと思った」といい、対戦相手が皇治から久保に代わったことで話題を集められると考えたシバターは、「久保優太はなくはないかな」とRIZIN側に返答したと話す。

しかし戦ううえでは「分が悪い」と思っていたと激白。朝倉兄弟と繋がりがあることなどから、久保にはシバターの武器がバレてしまっていることもあり、なんとか久保に勝てないかと考え抜いたシバターが出した答えが、「相手に油断をさせよう」というもの。

そもそもやる気がない、ファイティングポーズすらとらない、「ケガはしたくないから勝利はあげる」と相手に伝えるというのが作戦だったと述べた。

久保とのやりとの真相

久保にはまずInstagramのDMから連絡をし、LINEを教えてもらったというシバター。その後のLINEでのやり取りは、流出した画像や音声の通りだ。

しかし、音声のなかで「(RIZIN広報部長)笹原さんに台本の件、話を通している」という部分に関しては「ちょっと脚色していて」とし、笹原氏には「試合はしたくない」「棄権しようと思っています」「自分の体が危ないと思っている」と伝えていたことを明らかにした。

これには、このシバターの発言を笹原氏から久保に伝えてもらうことで、発言の信ぴょう性があがるというシバターの考えがあったというが、もちろん久保をだまし討ちすることや台本については触れていなかったという。

久保との電話のなかでBREAKING DOWNを含め、これまでの試合も台本があったと発言したことについては、「つくったことはない」と釈明。久保が台本を飲みやすいように、こういった発言をしたと説明した。

シバターによると、この電話の次に連絡をとったのは試合の前日か前々日。それが流出した画像のものだという。直前に伝えることで、供託金や誓約書を結ぶ時間を久保に与えないための作戦だったことも明らかにした。

しかしこの時点では久保が完全に騙されているとは考えなかったというシバター。当日に備えいくつかプランを練っていたというが、試合が始まってからは久保がすぐに「2R目で倒す下地を作っている」と感じたと述べている。

RIZINにもイライラしていた

今回の試合については非難の声が多く上がっているが、シバターはこの作戦がなければ「勝率10%もなかった」「僕が勝つためにはそれしかなかった」と発言。

「RIZINにもけっこイライラしてたし、(中略)食ってやりたかった」とし、「一世一代の大ブラフをかましてやった」とした。

「久保さんより勝ちたいという気持ちが強かったのは間違いない」と言い切ったシバター。「何をしても、どんなに卑怯なことをしてでも勝ちたかった」というと、最後は久保に向けて「今回のケンカは完全にお前の負けだよ。ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇ」と吐き捨てた。

シバターの作戦の全貌が明らかになった今回の動画。

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出典:PROWRESTLING SHIBATAR ZZ

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