本田圭佑のモノマネで知られているサッカー系YouTuber・MAKIHIKAが、『プロサッカー選手に物申す。』と題した動画を29日に公開。メーカーのスパイク提供に言及した。
ことの発端は10月27日、文春オンラインでプロサッカー選手とメーカーとの契約解除が相次ぐ中、サッカー系YouTuberにスパイクなどの提供が行われていることが報道されたことにある。
サッカー系YouTuberのなかでおそらく最初にメーカーからスパイク提供を受けた人物としてMAKIHIKAがこの件に言及した。
昨年11月、ヴィッセル神戸に所属する前川黛也選手が自身のnoteで『契約解除になったあの日から』と題した記事を公開し、提供を受けていたメーカー・PUMAと契約解除になったことを報告。
それ以降、プロ選手とメーカーとの契約解除が相次いでいるという。
メーカーはコロナ禍で売上が下がっているなか、プロ選手にスパイクなどを提供しても売り上げに直接結びつかないことから、発信力や影響力のあるサッカー系YouTuberに提供したほうが売上に繋がると判断しているそうだ。
同動画でMAKIHIKAは、「サッカー選手には、素敵なメーカーさんと出会ってより良いスパイクを履いて欲しいという気持ちは大きくある」と発言。
しかし、プロが試合でスパイクを履いたとしてもそのスパイクが大きく映ることもない一方で、YouTuberはスパイクを紹介する動画を作るなど、スパイクを宣伝してくれることから「YouTuberとサッカー選手の費用対効果差が生まれている」とし、現実的にYouTuberのほうが費用対効果は高いと話す。
さらにMAKIHIKAは、前川選手などプロ選手がメーカーと契約解除になる別の理由として、「物を大切にしていないこと」にも言及。
道具を提供されるのが当たり前となり、「物を大切にしない」プロ選手がスパイクの提供を打ち切られるのは妥当と考えているようだ。
今後の活動についてMAKIHIKAは、「サッカー界を盛り上げてメーカーさんとの売り上げ向上に徹して、メーカーさんが素敵なサッカー選手と再度つながることができるように頑張りたい」と話している。
プロ選手は厳しい状況に追い詰められているようだが、MAKIHIKAのようなサッカー系YouTuberが今後もサッカー界を盛り上げてくれることを期待したい。
出典①:文春オンライン
出典②:Channel MAKIHIKA
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