
にじさんじ所属VTuber『宇佐美リト』の「大事な話をしましょう!!!」は、登録者30万人を抱える配信者が視聴者に向けて真剣に語った異例の配信。
パワー系VTuberとして知られる彼が、11月18日に配信マナーやルールについて率直に言及した。「堅苦しくやりたいとかではない」と前置きしつつも、楽しく活動を続けるために必要なことだと伝える姿勢に覚悟が滲む。
宇佐美が最初に挙げたのは、関係ない場で名前を出さないこと、いわゆる鳩行為の禁止だ。
他の配信者が流れで名前を出すのは問題ないが、視聴者が情報を持ち込むのは控えてほしいという。
また、コメント欄でのコメント返しや、知り合いの配信者が来たことを知らせる行為も不要だと語る。
「ゲームの中で起結というか、ちゃんと終わりになってると思うので」と、対戦相手がコメントした際の報告も避けてほしいと伝えた。
「俺が触れたい時に触れてる」という言葉には、配信の主導権は配信者にあるという明確な線引きがある。
アーカイブのコメント欄での議論も「議論する場じゃない」とスルーの重要性を説いた。
最も印象的だったのは配信スタイルを変えようとする行為への苦言だ。
特にイラストレーターの風間雷太との関わり方について「頻度とか関わり方を見直した方がいいんじゃない?」と指摘されていることに言及。
「俺も別に完璧人間じゃないんで、間違うこともいっぱいあると思うんだけど、やりたくてやってること」と語り、「俺を変えるより自分が去る方が早いと思う」と告げた。
このドライな発言は人間関係全般に通じる考え方だが、配信という場でこそ重みを持つ。
風間への配信外での指示や過剰なリプライも控えるよう呼びかけた。視聴者からは「リスナーは誰かを支配する権利はない」「改めようと感じた」との声が集まる。
お互いの境界線を尊重することが、健全なコミュニティの基盤なのだ。
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