
『月ノ美兎』の「【月ノ美兎のことを知りたい人へ】」は、にじさんじ一期生として活動する彼女が2025年版の自己紹介として自身の歴史を振り返った。
デビューから約8年、バーチャルYouTuberれいめい期を支えた彼女の知られざる苦悩と成長の軌跡が赤裸々に語られる。
当時まだ無名だったにじさんじで、月ノ美兎は一期生として最初に配信を行った存在。
デビューからわずか2週間でニコニコ動画のランキング1位を獲得。
「10分で分かる月ノ美兎」という動画が無断転載されながらも爆発的に広まり、「サブカル委員長」という愛称が定着した。
やっているゲームの中でたまたま濡れ場があって、それを自分の姿で隠した「わたくしでで隠さなきゃ」発言や、幼少期に道端の雑草を食べていたエピソード。
インターネットで仕入れた知識を披露する配信スタイルが、当時の視聴者の心を掴んだ。
7位でウキウキしていたランキングが1位になった時、彼女は喜びより恐怖を感じたという。
急激なバズによる体調不良の危機。しかし事務所が次々と新人を採用したことで仲間が増え、引退という最悪の事態を回避できたのだ。
「こんばんはワニノコ」という謎のあいさつが今も配信で飛び交う理由も明かされる。
実は本人が「はやらせませんよ」と言ったことで逆に定着した、リスナーの愛ある逆張りだったのだ。
高評価だった伝説のアニメ「バーチャルさんは見ている」への出演、SACRA MUSICでの音楽活動を振り返った。
そして楓との関係性を指す「てぇてぇ」という言葉の元ネタについてや、死への恐怖を語り、未知への恐れが強いと告白する彼女の人間臭さが、完璧ではない自分を受け入れる勇気を与えてくれる。
下北沢で育った明るい子供が、小学生でオタク化し、高校生のハロウィンの時「血吐き少女」という妖怪に仮装して授業に出た過去。
約8年という時を経ても、変わらず自分らしく生きる彼女の姿に、誰もが明日への活力をもらえるはずだ。
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