
『郡司りかチャンネル』の「【3回目の体外受精】フライング検査をしました。4年半の不妊治療が実った日」は、不妊治療に向き合う夫婦のリアルな心情と、ついに訪れた陽性反応の瞬間を記録した。
3回目の体外受精移植後、旅行先のホテルでフライング検査に挑む2人の姿には、これまでの苦悩と希望が交錯している。
1回目は陰性、2回目は薄い陽性から化学流産という経験を経て、今回は4AAという高グレードの胚に「期待しよう」と決めた夫婦の選択が胸を打つ。
検査前のりかさんの言葉が印象的だ。
「お腹があまり張ってない」「これは陰性の言い訳を探している」と自己分析しながらも、前を向こうとする姿勢に人間らしさが滲む。夫のちもさんは「気持ちの問題じゃない。できる時はできる」と冷静に支える。
不妊治療を経験した多くの人が共感するだろう、この揺れ動く感情。
期待しないと決めた前回の化学流産を悔やみ、「今回はちゃんと期待しよう」と覚悟を決めた2人の思いの強さが伝わってくる。
編集作業中に何度も泣いたという告白からは、この企画が単なる記録ではなく、当事者にとって心を削る作業だったことが分かる。
1分間の待ち時間を経て現れたのは、2本のはっきりとした線。
「こんなにきっちり出ることあるんだね」という驚きと喜びの声が響く。
薄い線しか見たことがなかった2人にとって、この濃い陽性反応は初めての体験だった。
「戻ってきてくれた」というりかさんの言葉には、前回流産した命への思いが込められている。
視聴者からの「一緒に頑張ってる」「初めてコメントします」という声が、夫婦を支え続けてきたことも明かされる。
4年間の時間、ストレス、費用。すべてを乗り越えて掴んだこの瞬間を、2人は「今は喜ぼう」と決める。
この先に何が待っているか分からない不安を抱えながらも、今この奇跡を受け止めようとする姿勢。
夫婦の絆と、同じ道を歩む人々への希望の光がここにある。
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