『速報』の「野原ひろし昼飯の流儀、ニコニコでぼざろ以来3年ぶりの快挙を成し遂げたことが話題になるwwwww」は、クレヨンしんちゃんの公式スピンオフアニメがニコニコで驚異的な再生数を記録したことを伝えている。

ひろしが仕事の合間に昼食を食べるだけという独特な設定の作品が、予想外の大反響を呼んでいる。

本作の人気の秘密は、そのクオリティの絶妙な低さにある。

10月から放送開始されたアニメは、原作の殺伐とした雰囲気をそのまま再現し、本編に寄せることなく独自の世界観を貫いた。

この潔い姿勢が、ニコニコでの実況文化と驚くほど相性が良かった。

公式チャンネルのオープニング曲「ご飯食べよう」は、すでに450万回再生を突破。

これはクレヨンしんちゃん公式チャンネルでトップ5に入る数字である。

ニコニコでは画面を埋め尽くす「領域展開」というコメントや、勢いのある掛け声が響き渡り、まさに祭りのような盛り上がりを見せている。

現在のニコニコは数万再生でランキング1位になる状況だが、本作は3話しか放送されていない段階で100万再生を達成した。

「スピンオフとパチモンのちょうど間って感じがすごくいい」「最初は雰囲気の違いが悲観視されてたのに、そういうものとして貫いた結果ここまでの人気作品になったのすごくね」といった声がネット上に溢れている。

特に注目されているのが、2022年10月放送の「ぼっち・ザ・ロック!」以来、3年ぶりの公式アニメでの100万再生達成という事実。

現在、ぼっち・ザ・ロックと本作の再生数はともに103万回とほぼ並んでおり、逆転も時間の問題。

最新話が無料で公開され続けるシステムも相まって、今後さらなる記録更新が期待される。

ニコニコ担当者も反響に驚いているといい、このアニメがニコニコ復活の狼煙となるかもしれない。