
『SATO_HUNT』の「[実銃?] 逮捕者が出たおもちゃの銃、撃てるの?」は、書類送検まで発展した中国製玩具銃の実力を、実銃知識と現場感覚で徹底検証した。
本物のリボルバーそっくりな構造を持つ玩具に対し、「本当に撃てるのか?」という素朴な疑問を実験と理論で解き明かしていく。
外見はリアルでも中身はプラスチック。実弾の発射に不可欠な火薬も金属も存在しないこの銃が、なぜ“危険物”とされたのか。
ポイントは「構造」である。シリンダーや撃発機構が本物と同じため、警察は「改造次第で実弾発射も可能」と判断。
SATOはこれを真っ向から否定し、もし実弾を無理に撃てば「爆発して顔や手に破片が飛んでくる」「撃った本人が一番危ない」と警告する。
実際に撃針がプライマーに届かず、雷管すら作動しない実験結果は、その主張に説得力を持たせている。
SATOが実際にプラスチックの弾を発射してみると、わずか2メートルで地面に落下。
「恐ろしい銃です」とのユーモラスな言葉に、思わず肩の力が抜ける。
しかしこの笑える検証が伝えているのは、「法の線引きの難しさ」だ。
視聴者からも「投げた方が強い」「フルメタルをスルーしてこれ?」といった反応が集まり、玩具所持だけで書類送検される事態への疑問が広がっている。
見せしめか、前例づくりか――冷静な批判が、鋭いユーモアと共に心に残る。
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