竹内社長の【非常識な成功法則】
竹内社長の【非常識な成功法則】

竹之内社長の『7000万の詐欺に遭った若手社長が家に来ました』は、フランチャイズ展開する不動産会社の加藤社長が警察を装った詐欺により7000万円を騙し取られ、会社売却を決意した顛末の記録。

順調に成長していた逆転ホームが一瞬で窮地に追い込まれる様子と、それを救おうとする竹之内社長の人情に満ちた対応が描かれている。

巧妙な警察詐欺の手口!4年前の盗難車情報を悪用した恐怖の犯行

詐欺の手口は4年前に盗まれたハイエースの情報を悪用した極めて巧妙なものだった。犯人は警察を名乗り、盗難車両がマネーロンダリングに使われたとして加藤社長を共犯者扱いし、8時間にわたって電話で脅迫を続けた。

「詐欺に遭っている被害者から講座に対しての被害届が出ている」と告げられ、ビデオ通話で警察署らしき場所から高圧的な態度で追い詰められた加藤社長。マネーロンダリングの証拠隠滅のためと称して、複数の口座に計7000万円を振り込まされてしまう。

月末のタイミングで現金が必要な時期を狙った犯行は、会社の運転資金をすべて奪い去った。翌日、本物の警察に確認を取った時には既に手遅れ。給料や家賃、広告費などの支払いが重なり、2000万円から3000万円の未払いが発生する状況となった。

「君ぐらい優秀な子が諦めちゃいけない」と竹ノ内がとった行動

会社売却を決意した加藤社長からのLINEを受けた竹之内社長は、即座に大阪まで呼び寄せて話を聞いた。フランチャイズ8店舗、直営4店舗を展開し、月1000万円以上の利益を上げる優良企業を手放すことの勿体なさに心を痛めた竹之内社長は、「2000万出してあげるよ」と突然の申し出を行う。

株式の譲渡や利益配分など条件は加藤社長に委ね、「僕からすればすごいチャンスやな」と前向きに捉える姿勢を見せた。社員との面談で涙を流されたエピソードから、加藤社長の人柄と経営者としての責任感を感じ取った竹之内社長。

「君ぐらい優秀な子がそんな簡単に一つの会社諦めちゃいけないよ」という言葉は、絶望の淵にいた若手経営者の心を再び奮い立たせた。500店舗を目指す壮大な夢を共に追いかけることを約束し、台本なしの感動的な結末を迎える。

出典:竹之内社長の【非常識な成功法則】

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