
佐久間宣行の『NOBROCK TV』でアンガールズ田中が挑戦した「芸能界天下取り将棋!絶対に欠かせない男性アイドル・超安定の実力者・バラエティ界に復帰してほしいあの女優」は、田中が天下を取った時の理想のメンバーを将棋の駒配置で表現する人気企画。
普段は控えめな田中が、ノートまで持参して真剣に構想を練った布陣は、彼の芸人としての深い愛情と独特な視点が光る内容となっている。
意外な人選に込められた!田中流「人を見る目」の温かさ
田中が選んだメンバーは、世間的な知名度よりも「人間性」や「実力」を重視した布陣が印象的である。相方山根を「本当は王将の隣に置きたい」と語る場面では、長年のコンビ愛が滲み出る。特に村重杏奈や猪狩蒼弥といった後輩への評価は、単なる面白さだけでなく「この人のこういう部分が素晴らしい」という具体的な理由付きで語られている。
村重の「どんなに撮影が長くなっても、最後列から声を出してくれる」精神面の支えを評価したり、「天下を獲るには右腕にスタート社の人必要」と、テレビ業界を知り尽くした田中らしい観察眼の鋭さが光る。
また「理詰めタイプ」と自称する田中が、同じく考え込むタイプの仲間を大切にする姿勢は、田中らしさがにじみ出ており、真面目に取り組む人への敬意と、長期的な視点で人を育てようとする姿勢が随所に表れている。
田中の野望⁉あの朝ドラ女優の「バラエティ界カムバック」
企画の中で最も印象的だったのが、朝ドラ女優として活躍する伊藤沙莉を「バラエティ界に引き戻したい人」として挙げた場面である。「もったいなくないですか」という田中の言葉には、純粋にバラエティでの彼女の魅力を愛してやまない気持ちが込められている。
また、ケンドーコバヤシの小学生時代の「みんながやりたがらなかったから俺がやってる」という話に感銘を受ける様子からは、田中の人を見る目の温かさが伝わってくる。実力者への憧れと後輩への愛情、そして「真面目な人が好き」という価値観が一貫して表れた今回の企画。
田中の描く理想の世界は、競争よりも信頼関係を大切にする、まさに現代に求められている職場環境そのものだった。
コメントする