
『【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル』の「【過信NG】無自覚の『頑張りすぎ』でまさかの事態…美容師ママの実体験(お手紙シリーズ)」では、36歳美容師ママの切実な体験談が紹介されている。
自宅で美容室を営みながら6歳と3歳の男の子を育てるこのママは、ある日突然、息苦しさと胸のざわつきに襲われた。
2か月先まで予約でパンパンの美容室を切り盛りしながら、家事と育児をこなす日々。
「まだいけるかも」と自分に言い聞かせ続けた結果、ついに体が限界を迎えてしまう。
接客時、シャンプー中に突然呼吸困難と涙が止まらなくなり、病院で「不安神経症」と診断されたのだ。HISAKOさんは交感神経と副交感神経のバランスについて解説し、常に戦闘モードで過ごすことの危険性を指摘している。歯磨きという些細な動作すら体が拒否するほどの状態になって初めて、彼女は自分のキャパシティを超えていたことに気づいた。
回復への道のりで彼女が発見したのは、子供たちにとって外の大きなプールと家の小さなプールへの反応が結局同じだったという事実。週に1回の休息日を設け、ドラマ鑑賞や銭湯通いといったささやかなリラックスタイムを意識的に作るようになった彼女の変化は美しい。
HISAKOさんも自身の体験を重ね、51歳という年齢を受け入れながら水曜日を絶対的な休息日にすると宣言。夫マークとのランチデートは、仕事がどんなに溜まっていても絶対に守り続けると力強く語る。
医療系や福祉系の仕事をする人、そして全てのママたちへ向けた「身を滅ぼしやすい職業だからこそ自覚を持って」というメッセージが心に深く響く。頑張ることと楽しむことの境界線を見極める大切さを、温かな関西弁で包み込むように伝えてくれる。
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