素潜りMasaru
【素潜り漁師】マサル Masaru.

『素潜り漁師マサル』の「スーパー出禁の化け物を捌いたら中からヤバすぎる寄生生物が。。。」は、2、3年に1度しか姿を見せない幻のバイカナマコを捕獲し、中国で1匹10万円の値が付く高級食材に挑戦する。

一度は逃がしてしまった貴重なナマコを港中探し回って再捕獲し、5時間の下調べを経て調理に挑む。解体時に現れた謎の寄生生物「カグレ王」との遭遇も含め、未知なる海の世界を体感できる。

ナマコ博士の本気!サポニン毒と細胞破壊の驚愕メカニズム

マサルが解説するサポニンの正体は、生物が体内で作る界面活性剤の総称。「洗剤と同じ原理で魚の細胞膜を破壊する」という恐ろしい毒性を持ちながら、人間には腹を壊す程度の影響しかないという絶妙なバランスが興味深い。

茹でている最中に泡立つ様子は、まさにサポニンの界面活性作用そのもの。「これがサポニンですよ、洗剤作用が出てきてますね」というマサルの冷静な解説に、生物学の奥深さを感じずにはいられない。

バイカナマコの名前の由来が「突起が梅の花に似ているから」という美しい理由であることも、自然の造形美への敬意を感じさせる。乾燥前後で重量が30分の1に縮む驚異の変化も見どころ。

銀座で味わう本物との格差!7500円ナマコが教える料理の真実

自作の中華風ナマコ料理を「イボイボしたこんにゃく」「無味のガム」と酷評したマサルが、銀座の高級中華料理店で体験した7500円のナマコ料理。

プロの手にかかると食感は「トウソクの皮部分に近いが全く別物」に変化し、ナマコ特有の味は完全に消えてスープの味に昇華される。「腹減ったなあ」とつぶやきながらも、素材への敬意を忘れないマサルの姿勢が印象的。

特に黒ナマコの内臓未処理による「劇物」体験は、食材の下処理の重要性を痛感させる。最後に登場する「やばい師匠からもらった謎の食材」は、「噛めば噛むほど旨味と栄養が爆発」する究極のグルメ体験として余韻を残す。

8年間の未知食材探求が生んだ、想像を超える味の冒険がここにある。

出典:【素潜り漁師】マサル Masaru.

おすすめの記事