野食ハンター・茸本朗が、「桃太郎」に登場するお供のサルやキジの肉で、「桃太郎丼」を作った。出来上がった「桃太郎丼」を、「桃太郎」のコスプレをした茸本朗が食べるという、ホラーシーンが公開されている。
お供の肉で「桃太郎丼」を作る
茸本朗は、アカゲザルの肉を手に入れていた。そこで、作ってみたかった「桃太郎丼」に挑戦するという。
「桃太郎丼」とは、実際にある料理ではない。茸本朗が勝手に作った言葉だ。「桃太郎」に登場するお供のサルとイヌ、キジの肉を使った料理だと言って、購入したキジの肉を見せる。
北海道の岩見沢で販売されている肉だ。サルは、冒頭で話していたアカゲザルの肉を使う。最後のイヌだが、イヌの肉ではなく、イヌ科であるタヌキの肉を使用すると話した。
キジの肉は、販売されているだけあり「めちゃくちゃ美味いんで」と茸本朗が言う。
アカゲザルの肉は美味しいが硬いという特徴がある。そして、問題はタヌキの肉だ。雑食で悪食なため、タヌキの肉は臭いのである。
「桃太郎」がお供を食べるホラー回に
アカゲザルの肉は、圧力をかけて柔らかくする。タヌキの肉は、臭みをとるため、レモングラスやレッドシャロットと一緒に煮ていく。
茸本朗はその間、モチキビと米を混ぜて炊いた。キビも、「桃太郎丼」には欠かせない食材だ。
合間に、煮込んでいるタヌキの肉を見る。煮汁を飲んだ茸本朗は、「牧場の臭いがする」と言った。普通の人間は、食べようと思わない臭いだ。
柔らかくしたアカゲザルの肉と茹でたタヌキの肉、キジの肉を並べて、塩コショウで味付けをして、グリルで焼いていく。
そして、炊いたキビご飯の上に、すべての肉を乗せた。茸本朗は「桃太郎」のコスプレをして、完成した「桃太郎丼」を食べていく。
キジの肉は「美味しいです」と言い、サルの肉は「歯ごたえが凄い」と言う。
タヌキの肉を食べた感想は、「田舎のワンちゃん撫でた時の風味が見え隠れする」だった。どうにか食べられるように調理はできたが、美味しくはないのだ。
しかし、味よりも気になるのがシチュエーションだった。「桃太郎」がお供の肉を食べているのだ。「桃太郎」というより、鬼である。
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