「もへじ」(登録者25万人)は、交通や土木事業・廃墟に関した解説を行っているYouTuberである。11月19日「もへじ」が、「有名YouTuberにパクられた動画たち」と題した動画を投稿、パクリ被害を複数人から受けたと公表したのだが、なかには著作権違反にあたる動画もあるとし、パクったYouTuberたちを名指しで暴露している。

もへじ「社会のインフラを徹底的に調査している」

「もへじ」は、社会のインフラに関して、国会や各地の図書館で調べたことを動画で解説しているYouTuberである。場合によっては、戦前～江戸時代の文献にいたるまで、時には役所の担当者に問い合わせたりなど、多くの時間と労力を費やし、1つのカテゴリーを作り上げているのだ。そこへ、あたかも自分で調査したかのように動画を投稿し、コメント欄では抗議できないようにブロックするなど巧妙な手口のYouTuberがいると明かした。

もへじ「サムネ構図や調査内容が酷似」ジョーブログを告発！

パクったYouTuberを名指しで告発した1人目は、ジョーブログ(登録者217万人)だ。パクられた動画は廃墟の学校を調査したものだが、あたかも自分が調べたかのような語り口で、参考文献の記載がなく、サムネの構図も酷似しているという。ジョーブログは、過去にも「タケヤキ翔」とパクリ論争となっている。2人目は「あかでみっくモーターカレッジ」(登録者53万人)で、「もへじ」以外にも複数YouTuberの動画を、サムネ構図から内容に至るまでパクっており、その内容は全く根拠もない"ガセネタ"を付け加えたものだと語る。

もへじ「動画削除しないモーターカレッジに『なめるなよ！』」

3人目は、「ゆっくり鉄道博物館」(登録者13万人)で、"ゆっくり音声"にて鉄道に関する解説を行ったものだが、きちんと調査したものであれば、絶対にあり得ない間違いを犯していると「もへじ」は見解を示す。「もへじ」の動画をパクったYouTuberに動画の削除を要請しているが、「モーターカレッジ」だけが、神戸ハーバーウェイに関する動画をメンバーシップ限定公開としており、未だに削除していない。「もへじ」は、動画の最後に「なめるなよ」と投げかけている。